新しい居場所ツキミソウ
2025-09-05 10:06:21

若者たちの新しい深夜の居場所・ツキミソウとは

京都の新しい深夜の居場所「ツキミソウ」



特定非営利活動法人コミュニティ・スペースsaculaが、2025年8月から京都で新たに始めた「ツキミソウ」。これは若者たちのためのよふかし会で、毎月第4金曜日に開催されます。開催場所は、saculaが運営するコミュニティカフェ「すずなりランタン」で、22時から朝5時まで若者たちが集まることができます。

ツキミソウの目的と特徴



ツキミソウは、深夜に誰かと一緒に過ごしたい、あるいは居場所を探している18歳以上の若者なら、誰でも参加できる開かれた活動です。昼間の居場所はすでに展開されていましたが、この深夜の取り組みはsaculaにとって初めての試みです。参加者は、カフェの1階でリラックスしたり、2階では用意された寝袋やマットレスで休んだりできます。

初回の盛り上がり



初開催の8月22日金曜日、22時が近づくにつれ、参加者たちが少しずつ「すずなりランタン」に集まり始めました。参加者の一人が「マリオカードワールドやってみたかったんです!」と声をあげ、ゲーム大会が始まりました。お菓子をつまんだり、一緒にアニメを楽しんだり、恋愛話に花を咲かせたりと、初回は非常に盛り上がりました。

特に注目を集めたのは、夜食として用意されたラーメンでした。深夜にみんなで食べるラーメンの美味しさと楽しさは、参加者全員のテンションを引き上げました。「こんな時間にみんなと食べるなんて!」と喜びが広がり、トッピングを加えながら、笑顔で楽しむ姿が印象的でした。

心温まる交流



深夜の3時頃、参加者たちはプロジェクターで流れる動画を見ながらごろごろと過ごしました。中にはうつらうつらしている若者もいましたが、彼らは「みんながいる場所がいい」と声をかけてくる仲間たちと一緒にいることを楽しむ様子が見受けられました。言葉を交わさなくとも、共に同じ空間を共有することが大切にされているのが感じられます。

フィナーレの感想



朝5時、解散の時間が近づくと、参加者たちは名残惜しそうに「えー、もう帰る時間なの?」「楽しかったし、帰りたくないな」と口々に言い、スタッフと共に寝袋を片付け、ゴミを集める姿が印象的でした。初回に参加したのは、saculaとのつながりのあった若者たちでしたが、2回目以降はより広く、若者たちに参加の呼びかけを行う予定です。

現在、京都市には若者たちがドロップインで過ごせる深夜の居場所がほとんど存在していません。ツキミソウはそのニーズを満たし、さらに広めるために継続していくことが期待されています。

法人の概要



特定非営利活動法人コミュニティ・スペースsaculaは、子どもや若者のための居場所を提供し続けることを目指しています。2016年に設立され、子ども食堂や若者ご飯会、相談・サポート事業などを展開。コミュニティカフェ「すずなりランタン」では、地域の若者たちが気軽に集える場を提供しています。公式HPやSNSでも活動情報を発信しています。

この新しい深夜の居場所、ツキミソウは、若者たちのコミュニケーションや新たな交流の場として、今後大きな役割を果たすことでしょう。


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会社情報

会社名
NPO法人コミュニティ・スペースsacula
住所
京都府京都市西京区牛ケ瀬林ノ本町42メゾン・ド・戸倉205
電話番号
090-9338-0393

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