パナソニック、ジェネリックMES開発
2024-06-27 14:03:04

パナソニックがジェネリック医薬品製造のDX推進! 日本ジェネリックと連携しMES開発

ジェネリック医薬品製造のDX化を加速! パナソニックが日本ジェネリックと連携しMES開発



パナソニック ソリューションテクノロジー株式会社が、日本ジェネリック株式会社と手を組み、医薬品製造業務に特化した製造実行システム(MES)の開発に乗り出した。2024年4月より、日本ジェネリック株式会社のつくば工場への導入を開始する。

このMESパッケージは、パナソニック プロダクションエンジニアリング株式会社が開発した「MP-Connect for Pharma」として提供される。

ジェネリック医薬品製造における課題とMES導入の必要性



ジェネリック医薬品製造現場では、頻繁な製造品目の切り替えなどにより業務の複雑化が進み、システム化が難しい部分では紙による運用が継続されている現状がある。しかし、近年では、法規制への対応強化による製造プロセスの保証や、人材不足による生産性向上への要求が高まっている。

これらの課題解決のため、法規制を遵守しながら、医薬品製造業務に最適化されたMESの導入が急務となっている。

「MP-Connect for Pharma」が目指すもの



開発される「MP-Connect for Pharma」は、厚生労働省のGMP省令に基づくガイドラインに準拠し、GMP組織に基づいた権限制御、監査証跡、製造設備との接続を実現する。これにより、データインテグリティ(DI)の強化を図るとともに、厚生労働省のER/ES指針にも対応できるシステムを目指している。

さらに、製造現場の生産性向上に貢献するために、パナソニックが得意とするDXソリューションの思想を取り入れたシステムとなっている。プロセス保証のために犠牲になっている生産効率を、モノづくりのノウハウとITソリューションによって解決していく。

日本ジェネリック株式会社について



日本ジェネリックは、日本調剤株式会社の100%出資会社であり、「優れた医薬品をもっと広く、もっと身近に」を企業理念としている。日本調剤が培ってきた医療・医薬業界での実績と信頼を基盤に、医薬品処方の現場における患者さまの声や医療従事者のニーズを把握し、ジェネリック医薬品の研究・開発を進めている。

高品質なジェネリック医薬品の安定供給を通じて、患者さまの安心と負担軽減、さらには国の医療費低減にも貢献していくことを目指している。

パナソニック ソリューションテクノロジー株式会社について



パナソニック ソリューションテクノロジー株式会社は、パナソニックグループのITソリューション事業を担う会社。企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援し、さまざまな業界において、お客様のビジネス課題解決に貢献している。

今後の展開



今回のMES開発は、ジェネリック医薬品製造におけるDX推進の一例であり、今後もパナソニックは、医療分野におけるデジタルトランスフォーメーションを積極的に支援していく。

トピックス(IT)

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