静岡新聞社が提供する新たな広報支援サービス「PR Compass」
静岡県の地元メディア、静岡新聞社と静岡放送が、経営課題として広報人材不足に悩む中小企業を支援するため、新たに「PR Compass」というサブスクリプションサービスを2025年7月に開始します。このサービスは、オンライン学習サービスを提供する株式会社Schooとの連携によって実現され、広報スキルを体系的に学べる機会を提供します。
深刻な広報人材不足がもたらす課題
地方における中小企業は、優れた技術やサービスを持ちながらもその魅力を十分に発信できないという課題を抱えています。特に、広報スキルや知識の不足が、企業の成長を妨げる要因となっているのです。このような発信力の不足は、地域経済全体にも影響を及ぼすため、早急に解決する必要があります。
Schooとの連携の理由
静岡新聞社と静岡放送は、2024年度に静岡市が主催するオープンイノベーションプログラムに参加し、地域の企業の実際の課題をヒアリングしました。その中で、多くの企業が抱える「広報ノウハウの不足」や「専門人材の不在」というニーズに応えるため、Schooとのパートナーシップを形成することが決まったのです。
Schooは、2011年から多くのオンライン学習を提供している企業であり、圧倒的な学習コンテンツの量を誇っています。この豊富なリソースを活用して、広報力を底上げするプラットフォームとして「PR Compass」が誕生しました。
「PR Compass」の主な特徴
「PR Compass」には様々な特徴があります。まず、Schooの人気講座を基にした初級から中級向けの広報動画コンテンツが用意されており、静岡県内企業向けにカスタマイズされた内容を提供します。組織に属する広報担当者が、継続的に学ぶことができる環境が整えられています。
次に、広報コミュニティの形成を行い、オンライン交流会やリアルイベントを通じて、広報担当者同士のネットワークを促進します。これにより、情報交換や互いの支援を行う場が設けられるため、さらに広報活動の質が向上します。
さらに、静岡新聞社と静岡放送の社員による個別相談サービスも提供されます。この相談サービスでは、ニュースリリースのブラッシュアップや、最適な露出タイミングのアドバイスなど、実践的な支援が行われます。
サービス概要
「PR Compass」のサービスは2025年7月1日から提供開始され、対象となるのは企業の広報担当者、PR担当者、経営企画、人事、総務の職務に従事する方々です。料金はベーシックプランが11,000円(税込)、壁打ちプランが55,000円(税込)で、オンライン学習だけでなく、交流会や支援活動も含まれています。
最後に
静岡新聞社・静岡放送の「PR Compass」は、地方中小企業の広報力を底上げし、地域経済の新たな成長エンジンを築くための重要な一歩です。詳細については、公式サービスページをご覧ください。
サービスページへ
問い合わせ先は、静岡新聞社・静岡放送 メディアXデザイン室事業開発部です。興味のある方はぜひお問合せください。