新たな魅力が詰まった2026年版「南の琳派田中一村カレンダー」
2025年9月1日、NHK出版から「南の琳派田中一村カレンダー2026」が発売されます。このカレンダーは、鹿児島県奄美大島の自然の美しさと、田中一村の鮮やかな作品を楽しむことができる絶好の機会です。田中一村は、豊かな自然をテーマにし、花鳥風月を巧みに表現した孤高の日本画家として知られています。
カレンダーの魅力と新たなサイズ
毎年大好評を得ているこのカレンダーですが、2026年版からはサイズが変更され、B3判(縦515mm、横364mm)となります。この変更により、特に横幅が長い作品も楽しめるようになったのです。具体的には、千葉時代に描かれた「白い花」や「秋色虎鶫」といった作品が初めて収載されます。これまでは表現しきれなかった作品が必見の内容となるでしょう。
四季の作品を美しく体感
季節ごとに異なる美しい作品がカレンダーに盛り込まれています。表紙を飾るのは「アダンの海辺」で、以下が月ごとの作品です:
1. 1-2月:富貴図(初掲載)
2. 3-4月:白い花(初掲載)
3. 5-6月:初夏の海に赤翡翠
4. 7-8月:枇榔樹の森に浅葱斑蝶
5. 9-10月:秋色虎鶫(初掲載)
6. 11-12月:不喰芋と蘇鐵
それぞれの作品が、奄美大島の四季折々の風景と共に、田中一村の感受性を豊かに表現しています。このカレンダーを眺めることで、まるで奄美を旅しているかのような感覚を味わえるでしょう。
田中一村の歩み
田中一村は、明治41年(1908年)に栃木県で生まれました。若い頃からその才能を発揮し、南画家としての名声を得ます。東京美術学校に18歳で入学しますが、わずか2ヶ月で中退。以降は、従来の画壇から独立し、特に50歳を過ぎてからは奄美に移住、自然や動植物を題材に独自の世界観を築き上げました。69歳での生涯を迎えるまで、彼の作品はほとんど発表されることがありませんでしたが、近年その美しさが再評価されています。
展覧会の成功とカレンダーの発売
昨年、東京都美術館にて開催された「田中一村展奄美の光魂の絵画」は、予想以上の盛況を博しました。多くの観客が彼の作品に感動し、奄美の自然の美しさと彼の独自の視点に魅了されました。このカレンダーでは、その感動を身近に感じることができる作品群が揃っています。
「南の琳派田中一村カレンダー2026」は、NHK出版の公式サイト、Amazon、全国の主要書店で購入可能です。田中一村の美しい日本画を、日々の生活の中で感じることができる絶好のチャンスです。この機会をお見逃しなく!
商品情報
- - 商品名:南の琳派田中一村カレンダー2026
- - 監修:大矢鞆音
- - 出版社:NHK出版
- - 発売日:2025年9月1日
- - サイズ:縦515mm×横364mm
- - 内容:8枚
- - 価格:2,750円(税込)
- - ISBN:978-4-14-039597-4
詳細については、
NHK出版の公式サイトや
Amazonをご覧ください。