近年のSNSマーケティングの発展に伴い、さまざまなプラットフォームが誕生し、クリエイターに新たな機会が開かれています。その中でも、国内最大級のクリエイターネットワーク『LUMOS(ルーモス)』を運営する株式会社WAND(ウォンド)が、LINE株式会社が提供する動画プラットフォーム「LINE VOOM」とのMCN契約を締結しました。この契約により、約5,000人のショート動画クリエイターに対し、収益化の新しいチャンスが提供されることになります。
WANDの代表取締役社長、黒﨑悠一氏は、LINE VOOMを通じて多くのクリエイターが影響を及ぼせる新しい環境を整える意向を示しました。WANDが運営するLUMOSプログラムに参加するクリエイターは、LINE VOOMの「LINE VOOM Creator Program(LVCP)」に登録することで、動画投稿に伴う再生時間に応じた報酬を得ることができます。この施策により、クリエイターは自身のコンテンツを通じて収益化を促進できるのです。
さらに、今後はLINE VOOMを利用する企業やブランドに対しても、従来のSNSプラットフォームでのマーケティング支援を拡大し、より多様なプロモーションを提供することを計画しています。WANDでは、TikTokやYouTube Shorts、Instagram Reelsなどでの実績をもとに、LINE VOOMにおいても同様の支援を行うことで、クリエイターとお客様との架け橋を築いていくことにつながります。
「LINE VOOM」とは、LINE内てショート動画を楽しむためのプラットフォームで、多ジャンルの動画コンテンツが揃うことで、ユーザーにとって新たなエンターテインメントの魅力を提供しています。特に、オススメ動画機能を通じて個々のユーザーの好みに合わせた動画を提示する仕組みは、リピート訪問を促す要因とも言えるでしょう。ユーザーは、自分がフォローしたクリエイターやブランドの最新の投稿を手軽にチェックでき、日常生活に彩りを添えることができます。これにより、LINE VOOMは短い時間でも楽しめるコンテンツの場として、ますます注目を集めています。
各クリエイターが「LINE VOOM Creator Program」に参加するためには、まずLUMOSを介して審査を受ける必要があります。審査に通過した後、次月から収益化が可能となります。これにより、クリエイターは自分のスキルとクリエイティビティを生かしつつ、収益を得る新たな道が開かれるのです。
また、WANDが提供するさまざまなマーケティングサービスには、自然な口コミ動画の生成や報酬型のUGC創出などがあり、クライアントのニーズに応じた多様なアプローチを実現しています。これまでのSNSマーケティングの手法を駆使しつつ、新しいプラットフォームでのビジネスチャンスを切り拓く姿勢が、WANDが提供する価値の一部です。
今後のクリエイターやブランドとの協業が楽しみと期待される中、これらの新たな機会が日本のコンテンツ業界にどのような影響をもたらすのか、引き続き注目が必要です。WANDは、それぞれのクリエイターが自身のスタイルで活動できる環境作りを進めつつ、マーケティング領域においてもさらなる進展を目指しています。