女性の健康を支える新たな取り組み「HUG YOU PROJECT」とは？

2024年1月28日、株式会社ファムメディコが発足した女性支援プロジェクト「HUG YOU PROJECT」の記念発表会が行われました。これは、女性の活躍を応援する企業による参加型プロジェクトであり、働く女性たちが健康について意識を高め、必要な検査を受けることを促進するものです。

発表会の様子

当日は、ファムメディコの取締役安西智美氏をはじめ、賛同企業からはMERYの統括編集長平山彩子氏、C&Rグループ健康保険組合の井坂徳雄氏が登壇しました。トークセッションには、クレアージュ東京レディースドッククリニックの総院長浜中聡子医師とフリーアナウンサーの望月理恵氏が参加し、女性の健康問題について意見を交わしました。

健康意識の必要性

ファムメディコの安西取締役によると、働く女性たちは乳がんや子宮頸がんなどの女性特有の疾患により、自らのキャリアプランを諦めているケースが少なくありません。実際、調査によると8割以上の女性が職場で生理痛やPMSなどの症状によって影響を受けたと答えています。これらのデータを背景に、安西は「HUG YOU PROJECT」の重要性を強調しました。

トークセッション内容

女性健診問題の認識

トークセッションでは、働く女性に多い女性特有の病について浜中医師が解説しました。彼女は子宮頸がんや乳がんが20代から増加し、40代で発症のピークを迎えることを指摘。この健康問題に対して企業としてどう取り組むべきか、多くの意見が交わされました。

C&Rグループの井坂氏は、健康診断制度が自由に選べるオプトアウト方式であり、検査を受ける環境が整備されていると述べており、MERYの平山氏も同様の取り組みを実践していると共有しました。

健康経営の重要性

話題は健康経営の必要性へと広がり、企業はどのように女性社員の健康支援に取り組むべきかが問われました。井坂氏と平山氏はそれぞれの企業の取り組みを紹介し、職場での支援体制を強化することが求められると意見が一致しました。

フリーアナウンサーの望月理恵氏は、更年期のケアの重要性についても言及。様々な症状を抱える女性たちが感じている悩みを理解し、周知することが大事だと話しました。彼女が経験したプレッシャーや健康についての不安も共感を呼びました。

未来に向けたビジョン

「HUG YOU PROJECT」は、女性の健康問題に対して多角的なサポートを提供します。平山氏は生理痛やPMSに苦しむ社員たちを理解しながら、より相談しやすい職場環境への改善が必要だと感じています。また、井坂氏はオンライン相談サービスの導入も視野に入れているそうです。

最後に、安西氏は「すべての女性が心身共に健康で働き続けられるよう、私たちはこれからもサポートを続ける」と強調しました。プロジェクトの公式サイトでは、賛同企業のインタビュー記事などが展開される予定です。