GoodMoonの新曲「アリとキリギリス」MV解禁
兄弟ギターロックデュオのGoodMoonが新曲「アリとキリギリス」のミュージックビデオを公開しました。この楽曲は、聴く人にリズミカルなメロディーを提供する一方で、深い意味を内包しています。MVの舞台は、兄弟の故郷である旧神功小学校。これは、取り壊しが決まった彼らの母校であり、特別な場所での撮影は感慨深いものとなりました。
思い出の詰まった母校
「旧神功小学校(旧名:奈良市立神功小学校)」は、1980年に設立された教育機関です。近年の少子化に伴う児童数の減少が影響し、今年に入り取り壊しが決定されました。この小学校は、兄弟が幼少期に成長を見守り、初めてギターを手にした思い出の場所でもあります。MVでは、彼らが過ごした日々の記憶を思い起こさせるような映像が描かれており、観客に懐かしさを呼び起こします。
奇妙な「虫ダンス」で魅せる
新曲のタイトルである「アリとキリギリス」にちなんで、MVでは「虫ダンス」と呼ばれる振り付けが採用されています。コレオグラファーのNORI氏が振り付けたこのダンスは、虫をイメージさせるアクロバティックな動きが特徴です。ダンス集団「N’ism」のダンサーが演じるこの振り付けは、不気味かつ美しい要素を取り入れ、視覚的にも楽しませてくれます。
過去と未来をつなぐ
MVの監督である成東匡祐は、撮影時の校庭に満開の桜が咲いていたことについて触れ、「なくなってしまう場所で、“はじまり”を描く」というテーマをもとに、心の中にある対照的な感情を表現したいと語っています。このコメントには、兄弟の音楽活動が新たなスタートになることへの期待感が伺えます。また、撮影された背景に込められた思い出も、視聴者に深い感慨を抱かせることでしょう。
GoodMoonの音楽とこれから
GoodMoonは、兄弟の独自のハーモニーとギターテクニックを武器に、国内外で幅広く活動を展開しています。音楽の他にも、映画やCMへの音楽提供など、多方面で彼らの作品を楽しむことができます。新曲「アリとキリギリス」にも、そんな彼らの特性が詰まっており、これからの活動にも大きな期待が寄せられます。
新曲の聴きどころやMVの映像美をぜひお楽しみください。以下のリンクから、YouTubeのMVや音楽配信をお聞きいただけます。