日本カスタマーサクセス協会にNEC、スマートキャンプ、アディッシュが新たに加わる
2024年12月に設立された一般社団法人日本カスタマーサクセス協会が、日本電気株式会社(NEC)、スマートキャンプ株式会社、アディッシュ株式会社の3社を新たな正会員として迎え入れた。これにより、協会の活動はさらに多様化し、日本のカスタマーサクセスの発展に寄与することが期待されている。
協会のビジョンと活動の概要
協会は「カスタマーサクセスで、顧客と共に企業が持続的に成長できる社会を実現する」というビジョンのもと、日本におけるカスタマーサクセスの普及と育成を目指している。具体的には、1月20日に公開したCS憲章に基づく育成・評価プログラムの作成や、デジタルカスタマーサクセスの推進など、多岐にわたる活動が計画されている。また、今後の展開としては、協会の正会員向けに委員会が設立され、各種プログラムを通じた加盟企業間の情報共有が進められる予定だ。
新規正会員の意気込み
新たに正会員として参画した各社の代表者たちからは、期待の声が寄せられている。まず、日本電気株式会社(NEC)のプロダクトマーケティング&アライアンス統括部の宮野亮ディレクターは、カスタマーサクセスがデジタルトランスフォーメーション(DX)やビジネス戦略において重要な要素であると強調。協会の理念に強く共感し、企業が顧客との関係を深めることで、持続的な成長を実現するために共に歩んでいきたいと意気込んでいる。
次に、スマートキャンプ株式会社の上田恭兵ディビジョンマネージャーは、業界の未来を共に創造できることを感謝し、テクノロジーの活用がカスタマーサクセスにどのように寄与していくのか、理解を深める機会を提供したい考えを述べた。彼は、350以上のインサイドセールス関連プロジェクトを手掛けた経験を生かして、協会内でその知識を発信し、業界全体の技術的理解を促進するつもりだ。
最後にアディッシュ株式会社の小原良太郎執行役員は、参与の意義について語った。カスタマーサクセスの概念を企業が積極的に取り入れることで、顧客との関係構築を強化し、双方に利益をもたらすことができると信じている。彼は、協会を通じて入手した知識や経験を活用し、さらなる業界発展に寄与していきたいと意欲を示す。
正会員の募集と今後の展望
この協会は、正会員を引き続き募集しており、入会希望者には事務局への申し込みが必要である。カスタマーサクセスの先進的な取り組みを行う企業や有識者が集まり、様々な情報交換の場を提供することで、日本全体の産業競争力を向上させるための活動を行っていく。
協会は、今後もカスタマーサクセスに関する実装支援やコンサルティングを行うほか、勉強会や講演会の開催を通じて、学びの場を提供していく。これにより、カスタマーサクセスの認知が高まり、企業と顧客双方が成長するための環境が整うことが期待されている。
日本カスタマーサクセス協会の取り組みは、顧客との関係性を重視する現代ビジネスにおいて、その方向性を大いに示している。企業の成長と顧客満足度の向上を両立させるためのカスタマーサクセスの重要性が一段と増す中、この法形式が持つ可能性に注目が集まります。