CACTUS TOKYOのサステナブル
2023-09-22 08:07:26

CACTUS TOKYOが全製品のカーボンフットプリントを公開し、サステナブルなファッションを実現

CACTUS TOKYOが目指すサステナブルファッションの新たな局面



CACTUS TOKYOは、環境への影響を軽減するための取り組みとして、全製品のカーボンフットプリント(CO2・温室効果ガス排出量)を算出し、2023年秋冬コレクションから公開することを発表しました。このブランドは、サボテン由来の素材「サボテンレザー」を使用したヴィーガンレザーアイテムを展開し、地球に優しいファッションを実現しています。

サボテン由来のレザーが持つ特長



CACTUS TOKYOの製品は、メキシコで栽培されたサボテンを基に製造されています。このサボテンは、水分を最低限に抑えて育てられ、軽く、撥水性に優れた特性を持っています。また、この素材を使用することで、生態系の回復に寄与し、生物多様性の向上にも貢献します。更に、東京・蔵前にあるレザー専門のアトリエで、熟練した職人が一本一本丁寧に製造しています。

カーボンフットプリント算出の意義



CACTUS TOKYOがカーボンフットプリントを算出する背景には、生物多様性を守る重要性があります。ブランド設立の根本には、日本の美しい自然環境を守りたいという願いがあり、環境問題に対して数値化が難しい生物多様性を軽視せず、高めていく必要があると感じたのです。これにより、ファッション業界全体が排出する二酸化炭素を可視化し、減少を推進するファッションとしての使命感が芽生えたのです。

ライフサイクルアセスメントでの計算方法



CACTUS TOKYOでは、製品ごとのカーボンフットプリントを計算するために、「ライフサイクルアセスメント(LCA)」を採用しています。これは、素材の生産から製造、輸送、消費者使用、廃棄に至るまでの全てのフェーズにおける排出量を評価する方法です。この取り組みにより、消費者にとって身近な情報を提供し、ファッション産業の持続可能性への意識を高めることを目指しています。

カーボンフットプリントの結果



具体的な数値として、CACTUS TOKYOの製品の中でカーボンフットプリント量が最も低いアイコニックバッグ「ルエッティ(LUETHYI)」の排出量は6.35kg、一方、最大の「ビッグトート / サワロ(SAGUARO)」は9.67kgという結果が出ました。このような数値を公開することで、消費者が自らの選択が環境に与える影響を考えるきっかけになることを期待しています。

今後の展望



CACTUS TOKYOは今後も、生物多様性に根差したブランド作りを続けていくとともに、製品のカーボンフットプリントを引き続き開示していく方針です。さらに、サボテンレザーと同じように自然環境に貢献できる新たな素材の開発にも挑戦し、ファッション産業の持続可能な変革を推進していきます。

トークイベントの案内



特に注目すべきは、CACTUS TOKYOとオールバーズジャパンとの共同で開かれるメディア向けトークセッションです。このイベントでは、ブランドのカーボンフットプリントの算出方法やその背景、さらに企業がカーボンニュートラルに向けて取り組む意義などについての議論が行われる予定です。

CACTUS TOKYOの取り組みが、環境意識の高いファッションファンや企業への影響を与えることを期待しています。ファッションと環境問題は切り離せないテーマであり、今後の動きに注目です。

会社情報

会社名
株式会社CACTUS TOKYO
住所
東京都世田谷区上北沢5-38-6上北沢JAコーポ205
電話番号

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