2024年12月3日、国際障がい者デーに合わせて、ユーエスフーズ株式会社が特別なブラジルコーヒーをリリースします。この取り組みは、障がいを抱える生産者たちの努力と思いを背景にしたものであり、彼らが持続可能な環境で元気な笑顔を持ちながらコーヒーを育て続ける様子を多くの人に知ってもらうことを目的としています。
生産地はブラジルのセラード、モジアナや南ミナス地区。そこで生産されるコーヒーは、67軒の農家によって育てられています。これらの農家の多くは、コーヒー栽培中の事故によって障がいを負った方々であり、彼らは自らの困難を乗り越えながら、愛情を込めてコーヒー作りに励んでいます。特筆すべきは、彼らの笑顔が持つ力であり、その姿が消費者にポジティブな影響を与えることを期待しています。
このプロジェクトは、障がいや様々な背景を持つ生産者が笑顔で作ったコーヒーを消費者と共に味わうことで、地域の多様性を尊重することを実現しています。ユーエスフーズの代表取締役である杉本幸広氏は、「コーヒーは人々をつなぐ 機会を提供します。」と語っています。
企画当初は、そのセンシティブなテーマについて懸念がありましたが、障がいを持つ生産者たちと実際に会い、彼らのストーリーを聞く中で、コーヒー栽培が新たな生きがいや家族との絆を育んでいることを知りました。その結果、コーヒーの生産と消費が持つ意義を再認識し、このプロジェクトに強い意義を感じています。
販売される「ブラジルダイバースコーヒー」は、2024年11月20日から2025年1月中までの限定販売です。数量に限りがあるため、在庫があるうちにぜひお手に取ってご覧ください。この商品は、自家焙煎店での取り扱いを中心に販売される予定であり、消費者向けには参加している店舗のページで確認ができます。
私たちは、このプロジェクトを通じて生産者に必要な支援が届き、彼らの持つ多様な価値観を消費者と分かち合う機会を提供したいと考えています。コーヒーを通して、各々の個性やストーリーに気づくことで、共に「より良い未来」を目指していくことができるはずです。消費者には、笑顔と多様性が溢れるコーヒーを楽しみながら、その価値を一緒に考えていただきたいと思います。
ユーエスフーズ株式会社は、東京都足立区に本社を置き、自家焙煎屋を中心にコーヒー生豆の卸販売を行っています。その活動の一環として、生産者と消費者を繋ぐ持続可能な関係を築いていくことを目指しています。私たちの未来のコーヒー文化が、多様な背景を持つ生産者たちと共に豊かになっていくことを願ってやみません。