魅力溢れる横山美術館
2017-09-21 16:30:05
名古屋市東区に新たなアートスポット「横山美術館」オープン!
名古屋市東区に誕生した「横山美術館」
2017年10月1日、名古屋市東区に「横山美術館」がグランドオープンしました。この美術館は、公益財団法人横山美術館が設立したもので、理事長である横山博一氏が約20年以上にわたり個人で収集した、明治以降に日本から海外へ輸出された陶磁器を中心に展示しています。所蔵品は約3,000点にのぼり、特に「里帰り品」と呼ばれる貴重な作品が多く含まれています。
名古屋市はかつて陶磁器の生産拠点として栄えており、東区には多くの陶磁器工場や貿易商社が立ち並んでいました。この歴史を踏まえ、名古屋で培った陶磁器文化を後世に残す意味で、「横山美術館」の設立が実現しました。
美術館の構成と見どころ
この美術館は、5階建ての建物で、1階から3階には常設展示室があり、4階は企画展スペース、5階には多目的ホールと図書コーナーが設けられています。常設展示室では、様々なテーマに基づいて選ばれた陶磁器作品を楽しむことができます。別途、年2~3回の企画展示も行われる予定です。
最初の企画展として、「今、甦る陶磁器、明治・大正」展が2017年10月1日から2018年1月31日まで開催されます。この展示では、名古屋周辺で制作された輸出陶磁器や、有名なオールドノリタケ、珍しい隅田焼など、息をのむ作品群が並びます。
陶磁器の魅力を広める広報大使
美術館の活動をさらに広めるために、東海地区で活動しているタレントであり書家の矢野きよ実さんが広報大使に任命されました。芸術への深い造詣を持つ彼女は、名古屋の文化を愛し、地域の皆さんに美術館の魅力を伝える役割を担っています。
開館記念イベント
開館に伴い、特別イベントも行われ、特に注目されるのは「明治・大正の輸出陶磁器ーその特質と魅力ー」という記念講演会です。この講演会では、富山大学の大熊敏之教授が講師として招かれ、陶磁器の特質や歴史について語ります。参加は事前申し込み制で、興味のある方にとって貴重な機会となるでしょう。
地域文化の発展に寄与
公益財団法人横山美術館は、陶磁器文化を広める活動を通じて、多くの人々にその魅力を伝え、名古屋の文化的な発展に貢献したいと考えています。地域の方々だけでなく、観光客やアート愛好家にも楽しんでいただけるスポットとしての役割が期待されています。名古屋を訪れた際には、ぜひ「横山美術館」に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。陶磁器が持つ深い魅力と独自の美しさを感じることができる場所になることでしょう。
会社情報
- 会社名
-
公益財団法人 横山美術館
- 住所
- 愛知県名古屋市東区葵1丁目1番21号
- 電話番号
-
052-931-0006