秋田男鹿市に新たな魅力を与える「早苗饗蒸留所」一般公開開始
秋田県男鹿市に位置する株式会社SANABURI(代表:齋藤翔太)は、2025年5月3日(土)より「早苗饗(さなぶり)蒸留所」の一般公開を開始します。この新たな蒸留所は、酒造りの副産物である酒粕から抽出したアルコールを使用しており、地域資源を活かした新たな取り組みとして注目されています。
地域への思いとサステナブルなビジョン
株式会社SANABURIは、クラフトサケの醸造を通じて地域貢献を目指す「稲とアガベ株式会社」の関連会社です。この蒸留所の設立は、単なる新しい酒造りの場を提供するだけでなく、地域経済の活性化や雇用創出を見据えた持続可能な地域づくりを目指しています。特に、廃棄リスクの高い素材を新たな価値に変える取り組みが期待されています。
「早苗饗蒸留所」は、地域の農産物や酒粕などを利用した商品開発を通じて、地域資源の循環利用と付加価値向上を実現することを目指しています。これにより、スピリッツやジン、リキュールといった多様なクラフトスピリッツの製造が進められる見込みです。地元の特産品とのコラボレーションも計画されており、ますます多彩な商品展開が期待されています。
「早苗饗蒸留所見学ツアー」の開催
一般公開に際し、蒸留所では週末およびゴールデンウィーク期間中に特別プログラムである「早苗饗蒸留所見学ツアー」を行います。このツアーでは、蒸留所の設立経緯や、蒸留プロセスの解説、香りの体験に加えて、有料試飲やボトル販売も行います。参加費は無料で、所要時間は約30分、ぜひ多くの方々に地域の新しい魅力を体感していただきたいとのことです。
見学ツアーの詳細は、公式Instagramアカウント(
@sanaburi_distillery)をご参照ください。
未来へのビジョン
株式会社SANABURIが描く「SANABURI構想」は、酒粕やその他の廃棄食材を活用した持続可能な地域づくりを目指しています。今後は地域の人材育成や、国内外への発信を強化し、男鹿市が世界的に知られる地域へと発展させるために努めています。地域ツーリズムの促進や、飲食店、土産物店の整備も予定されており、観光客や地元の人々に新しい体験を提供することを目指しています。
会社概要
株式会社SANABURIは、秋田県男鹿市で2023年6月に設立され、酒造専門のチームで運営されています。地元の価値を再生するための取り組みを積極的に行い、昔からの文化を現代に再現することを目的としており、自社で製造する蒸留酒によって地域貢献を果たすことを目指しています。
新たな蒸留酒体験を通じて、男鹿市の未来がますます豊かになることを期待しています。