はじめに
2018年に働き方改革関連法案が可決され、企業は新たな業務手法を模索する中、ITシステム導入による業務効率化が注目されています。その中でも、国内シェアNo.1のFAQシステム『OKBIZ.for FAQ』が、さくらインターネットにおいて大きな成果を上げています。
働き方改革の進展
働き方改革は、企業が目指す目標に対して業務プロセスを再設計し、効率化を図るための重要な手段です。特に、IT技術の活用は迅速に環境を整えることが可能なため、多くの企業が取り組んでいます。HR総研の調査によれば、71%の企業が何らかの形で働き方改革を実施しているとのことです。
『OKBIZ.for FAQ』の概要
『OKBIZ.for FAQ』は、オウケイウェイヴによって開発されたFAQ作成・管理ツールです。企業向けに特化しており、社内外での問い合わせ業務を効率化します。今回、さくらインターネットがこのシステムを導入した理由と、具体的な成果について詳しくみていきましょう。
導入の背景と課題
さくらインターネットは、20年以上にわたりインターネット関連のサービスを提供しており、バックオフィス業務に多くの時間とリソースを費やしていました。特に、社員からの問い合わせが多く、平均的には1日に5件の対応をしていたため、業務が滞ったり、混乱を招く場面が見られました。こうした状況を改善するため、社内のFAQシステムの導入が必要とされました。
導入後の効果
2015年9月に『OKBIZ.for FAQ』を導入した結果、9000件以上の月間アクセスを記録。社員の自己解決率が約2割から7割まで向上し、問い合わせ数の大幅な削減が実現しました。具体的には、以前は約5分かかっていた対応が、システム導入後は平均2分で済むようになり、年間約1,200万円のコスト削減が見込まれています。この劇的な改善は、社員の満足度を向上させると同時に、管理本部の負担を大幅に軽減しました。
社員の自己解決が業務効率を向上
業務の効率化を図る上で、社員自身が迅速に情報を得られる環境づくりが不可欠です。『OKBIZ.for FAQ』は、情報の散見性や最新性、業務フローの複雑化といった課題を解決。FAQシステムを通じて、社員は自己解決に必要な情報を容易に得ることができるようになりました。
まとめ
さくらインターネットのように、ITシステムの導入は業務改善に大きな影響を与えます。『OKBIZ.for FAQ』の活用により、社内業務がスムーズに進行し、コスト削減や社員の働きやすさ向上にも寄与しました。この成功事例は、他の企業においても参考にされるでしょう。
セミナー情報
また、オウケイウェイヴは、今後「コールセンター/CRM デモ&コンファレンス2018 in 東京」に出展し、実際の事例を含めたセミナーも行います。興味のある方はぜひ参加を検討してください。
なお、オウケイウェイヴの会社概要は以下の通りです。
- - 会社名:株式会社オウケイウェイヴ
- - 設立:1999年7月
- - 所在地:東京都渋谷区恵比寿1-19-15
- - 資本金:996百万円
- - ホームページ:オウケイウェイヴ公式サイト