G-Smatt Japanと奈良県立医科大学による革新的研究
最近、G-Smatt Japan株式会社と奈良県立医科大学が共同で実施した研究により、405nm波長のLED照明が新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の不活化に効果的であることが確認されました。この成果は、今後の感染予防対策に新たな可能性をもたらすものとして、大いに期待されています。
実験の概要
実験は奈良県立医科大学の医学部微生物感染症学講座にて行われました。特に404nmの可視光線を用いたLEDが新型コロナウイルスをどの程度不活化できるかが検証されました。実験ではウイルスをシャーレに塗布し、その後LED照明を一定の高さから照射しました。照射時間を変えながら、その効果を検証しました。
不活化効果の結果
研究の結果、405nmのLED照明は、5分間の照射で約70%の新型コロナウイルスを不活化することが確認され、時間が経過するにつれてその不活化率も向上しました。具体的には、30分後には78%、60分後には81%、さらには360分(6時間)で99.892%という驚異的な効果が示されました。これにより、405nm LEDは新型コロナウイルスの感染拡大防止に貢献する可能性が高いことが明らかになったため、多くの関心が寄せられています。
LED照明の優れた特性
G-Smatt Japanが開発したこのLED照明は、IEC62471(国際電気技術委員会)のEXEMPTを取得しており、人体にも無害であることが検証済みです。このため、公共の場や医療現場でも安心して使用できるとされています。さらに、実験では大腸菌やMRSAといった様々な菌に対しても、24時間で99.9%の殺菌効果が確認されるなど、幅広い応用が期待されています。
405nm LEDの導入が加速
可視光線405nmは、これまでのUV(紫外線)照射と異なり、人体に安全であるため、健康リスクを抑えつつウイルスや菌の抑制が期待できる注目の技術として、世界中での導入が進められています。特に、公共交通機関や医療機関、商業施設など、多数の人が集まる場所において需要が増していくと考えられます。
今後の展望
G-Smatt Japanは、2021年6月23日から25日まで東京ビッグサイトで開催される「交通インフラWEEK2021」にて、この405nm LED照明を出品します。この場でさらなる可能性を探り、新型コロナウイルス対策の一翼を担っていくことが期待されます。
インフルエンザや風邪ウイルスの不活化にも期待が寄せられており、今後の研究と実用化が待たれています。
詳しいお問い合わせは、G-Smatt Japan株式会社までご連絡ください。電話番号:03-6276-8960、公式ウェブサイト:
G-Smatt Japan。