パンチ工業が女性の活躍を支援する行動計画を発表
パンチ工業株式会社は、男女問わず全社員が活躍できる職場環境の実現を目指し、女性活躍推進法に基づいた一般事業主行動計画の策定を発表しました。育児や介護に課題を抱える社員を含め、さまざまなバックグラウンドを持つ社員の能力を最大限に引き出すことで、より良い就業環境を整備していく方針です。この計画は2025年4月1日から2027年3月31日までの期間にわたって実施されます。
女性活躍を推進する目標
今回の行動計画では、主に2つの目標が掲げられています。まず、女性労働者に対する職業生活に関する機会の提供です。この目標の達成に向けて具体的なアクションが明示されています。例えば、2024年度において女性社員比率が24.5%、女性管理職比率が5.5%という実績を基に、2027年3月31日までに女性管理職比率を6%に引き上げることを目指しています。これに伴い、女性向けの研修やプロジェクト、交流会の実施も予定されています。さらに、上司に対する女性活躍推進に関する理解を深めるための取り組みも行われます。
次に、職業生活と家庭生活の両立についての目標が設定されています。具体的には、男性育児休業取得率を向上させ、2027年3月31日までに1週間以上の育児休業が75%以上となることを目指しています。これに向けて、取得率を段階的に引き上げる施策が計画されています。
パンチ工業とは
パンチ工業は精密金型部品や自動化装置の製造・販売を行う企業であり、自動車やスマートフォンの生産を支える重要な役割を果たしています。同社は特注金型部品で世界シェア1位を誇り、自動化分野でも積極的に展開しています。企業象徴とも言える「パンチ」という社名には、創業当初の製品を連想させる意義と、活気に満ちた企業であることへの願いが込められています。
最近では、業界に新たな風を送り込むことを目指し、企業ロゴにあるゲンコツマークに象徴されるように、その技術力の信頼性を広く知らしめるべく様々な活動を行っています。
未来に向けた取り組み
パンチ工業の創業理念である「ものづくりによる信頼、真摯な技術、自由な創造力で、次世代の豊かな未来をカタチづくる」のもと、同社は今後も女性活躍推進をはじめとする多様な取り組みを実施し続けていく予定です。全社員がその能力を最大限に発揮できる環境作りは、企業の成長のみならず、従業員一人ひとりの生活にも大きな影響を与えることでしょう。
今後のパンチ工業の動向には、引き続き注目が集まります。