新たな挑戦『TBC Japan』
2025年7月11日、日本初となる高校生向けの英語ビジネスアイデアコンテスト『TBC Japan(Teenage Business Contest Japan)』が正式に発表されました。このコンテストは、日本国内の地域課題に対して高校生が英語でビジネス提案を行う場を提供しています。本取り組みは、米スタンフォード大学のプログラムにも取り上げられており、国際的な注目を集めています。
コンテストの背景と意義
『TBC Japan』の創立者であるガン・ミリー氏は、スタンフォード大学のe-Entrepreneurship Japanプログラムに参加する中で、「起業は会社を作ることだけでなく、社会の問題を発見し、それを解決する姿勢が重要である」との理解を得ました。彼女自身は東京で育った多言語話者で、現在はサンディエゴに在住。地域課題に取り組むこのコンテスト発足の背景には、彼女の国際的な視点があります。
特徴と成果
本コンテストには、全国の高校への約150通の案内が送付され、特に地方に住む高校生から多くの応募がありました。さらに、内閣府の地域活性化チームからの公的支援を受け,東京大学IPCが特別賞を設立しました。これには、教育と社会的影響に焦点を当てた7社からの資金支援も含まれており、合計で300万円超が用意されています。また、最終選考に残った上位10チームは、2025年8月7日に東京のEGG丸の内で最終プレゼンテーションを行う予定です。ここでは、大学教授や企業経営者が審査員となり、応募者たちが自らのアイデアを発表します。
今後の展望
「TBC Japan」は毎年開催される予定で、今後も“英語で社会的な課題を解決する”という高校生の全国ネットワークを育成します。若者が地域社会と世界をつなぐ実践の場を提供することで、民間企業、行政、教育機関と連携し、持続可能な地域社会の構築に貢献していくことが目指されています。
未来を見据えた支援
本プロジェクトは、地域課題解決に取り組む若者たちの声を国際的に発信する素晴らしい機会であり、参加者たちは自らのアイデアを通じて地域にインパクトを与えることが期待されます。ガン・ミリー氏は「若者には問題への創造性と行動力があります。そして、TBC Japanはその声を拡大するためのプラットフォームです」と述べています。
本コンテストに関する詳細や参加については、TBC Japan実行委員会へお問い合わせください。