「glee/グリー」や「アメリカン・ホラー・ストーリー」を手掛けたライアン・マーフィと、「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」のガス・ヴァン・サント監督がタッグを組んだ最新海外ドラマ「フュード/確執 カポーティ vs スワンたち」。
このドラマは、小説「ティファニーで朝食を」で知られる天才作家トルーマン・カポーティと、彼によって“スワン(白鳥)たち”と称されたニューヨーク上流社会のセレブ妻たちの間に起きたスキャンダラスな実話事件を描いている。
豪華キャスト陣にも注目だ。ナオミ・ワッツ、ダイアン・レイン、デミ・ムーア、クロエ・セヴィニー、キャリスタ・フロックハート、モリー・リングウォルドといった実力派俳優たちが、火花散る競演を繰り広げる。
公開された映像では、カポーティが1955年に起こったウィリアム・ウッドワード・ジュニア射殺事件について語るシーンが映し出されている。
ウッドワード・ジュニアは別荘で妻のアン(演:デミ・ムーア)に射殺されたが、不審者と間違えての“誤射”とされ、アンは無罪となった。しかし、カポーティはアンが離婚を回避するために計画的に夫を殺害したと主張する。
カポーティの巧みな話術と推理に、周囲の人々は引き込まれていく様子が見て取れる。
この噂話の流布が、カポーティとアンの確執の始まりとなり、アンは悲劇的な最期を迎えることになる。
トム・ホランダーがカポーティを完璧に演じ、デミ・ムーアのダークな魅力も光る。
惜しくも本作が遺作となったトリート・ウィリアムズや、ナオミ・ワッツの美しさも堪能できる。
本作の第1話を鑑賞した著名人たちも、その魅力についてコメントを発表している。
作家・岩井志麻子は「ゴージャスとビューティフルとエキサイティングがてんこ盛りのぎゅうぎゅう詰めのご馳走として供される。」と、濃厚な魅力を絶賛。
フリーアナウンサー・俳優の宇垣美里は「信頼と友情を裏切られ、怒りに燃える美しきスワンたちの凄みといったら。正直、秘密をべらべら吹聴する奴は地獄に落ちろと思ってしまうのは私だけ?」と、スワンたちに共感。
評論家の川本三郎は、「彼女(スワン)たちをモデルにした『叶えられた祈り』を書いたため、結局は不幸な結果になってしまったのだが、いっときとはいえこんなにもゴージャスなスワンたちとつきあえたのだから、カポーティは幸福だったというべきだろう。」と、カポーティの人生について深く考察している。
さらに、コラムニストの山崎まどかは「美しい見せかけの下に苦悩を隠している女たちと孤独な観察者が主人公の、こんな物語をトルーマン・カポーティも書きたかったのかもしれない。」と、本作がカポーティ文学の神髄を描いていることを評価している。
「フュード/確執 カポーティ vs スワンたち」は、BS10 スターチャンネルにて7月15日(祝・月)より毎週月曜23:00に放送開始。
7月13日(土)13:15には、第1話先行無料放送も予定されている。
また、Amazon Prime Video チャンネル上の動画配信サービス「スターチャンネルEX」では、7月14日(日)午前0時より第1話先行配信がスタート。
7月14日(日)~8月12日(祝・月)の期間限定で、第1話が無料配信される。