マウザーが新たにCatan C1 ENコントローラを市場に投入
マウザー・エレクトロニクスが、ドイツのPhoenix Contact社製のCatan C1 ENビルディング・オートメーション・コントローラを新たに取り扱い始めることを発表しました。この製品は病院やデータセンター、商業ビルのスマートルームの自動化を簡素化し、効率的に実現することを目的としています。
製品の特徴
Catan C1 ENコントローラは、強力なArm® Cortex®-A53プロセッサ(4コア、動作周波数1600MHz)を搭載しています。これにより、シングルペアイーサネット(SPE)通信バスを介して最大16台の外部拡張モジュールと接続が可能です。さらに、14の入出力ポートは個別に設定可能で、柔軟な構成が実現され、スペースやコストの最適化にも寄与します。
このコントローラには、8つのユニバーサル入力ポートがあり、これは温度センサーや計測器に対応する0〜10Vインターフェースをサポートしています。また、2つのユニバーサルチャネルと4つのデジタルチャネルは、出力または入力としての設定ができ、操作性が向上しています。オプションで用意されるプラグイン式タッチディスプレイを利用すれば、現場での操作や初期設定、保守作業の効率が高まります。
ソフトウェアと統合性
Catan C1 ENは、Phoenix ContactのEmalyticsソフトウェアに基づいています。このソフトウェアはNiagara 4フレームワークを採用し、BACnet、KNX、Modbus、MQTT、OPC UAなど多様な通信プロトコルを通じて、ビル管理システムとの統合を可能にします。
また、3つのイーサネットポート、2つのRS-485シリアルポート、さらには2つのUSB Type-Cインターフェースを備えたマネージドイーサネットスイッチが内蔵されており、制御パネルやUSB周辺機器との接続も難なく行えます。特に、Niagaraコントローラとしては初めてオンボードでKNX-TPインタフェースを備えており、複数のCatan拡張モジュールとの接続も可能となっています。
マウザーの役割
マウザー・エレクトロニクスは、電子部品と産業用オートメーション製品を取り扱うグローバルな正規代理店として、産業における最新技術の導入を進めています。今後も新製品や技術の情報を提供し続け、顧客の設計開発をサポートしてまいります。顧客には、電子メールニュースの購読によってカスタマイズされた情報も提供され、プロジェクトに必要な情報をタイムリーに受信することができます。
製品の詳細情報は、こちらのリンクからご覧いただけます:
Catan C1 EN。
Phoenix Contactについて
1923年に設立されたPhoenix Contactは、電気工学およびオートメーション分野での先駆者です。世界中での販売ネットワークを持ち、革新的な製品やソリューションの提供に力を入れています。彼らの製品ラインアップは多岐にわたり、特に産業用接続技術やオートメーションソリューションに強みがあります。
マウザーやPhoenix Contactが展開するスマートオートメーションの未来に注目が集まります。特に、エコシステムの構築や運用効率の向上を目指す企業にとって、これらのテクノロジーは必見です。