IoTセキュリティの必要性と新製品の背景
近年、IoT機器は急速に普及しており、それに伴いセキュリティのリスクも増大しています。特に、Malwareが主なターゲットとして狙われている状況は深刻です。例えば、「Mirai」や「WannaCry」のようなマルウェアは知られており、これらはIoT機器の脆弱性を突き、データ漏洩や不正利用を引き起こす可能性があります。これにより、カメラやスマートロックなど、さまざまな接続されたデバイスが意図しない操作を受けるリスクが高まっています。
この問題に対して、コネクシオ株式会社は新たに「Smart Ready IoTセキュアパック」を発表しました。この製品は、IoT機器を強化するセキュリティソリューションとして開発されており、業界のニーズに応えるものとなっています。
「Smart Ready IoTセキュアパック」の特徴
「Smart Ready IoTセキュアパック」は、トレンドマイクロ株式会社のIoTセキュリティソリューション「Trend Micro IoT Security (TMIS)」を基にしており、以下の主な機能を備えています。
1.
入口対策
- 不正な機器からのアクセスを防ぎ、脆弱性への攻撃を抑止します。
2.
出口対策
- 遠隔操作サーバーや不正なWebサーバーへの接続を防ぎます。
3.
内部対策
- 不審なアプリケーションの起動をブロックします。特に、アプリケーションホワイトリスト機能により、安全なアプリのみが動作します。
また、TMISを通じたセキュリティ監視が行われ、異常が検知された場合には管理者に即座に通知されます。さらに、ArmadilloのOSやファームウェアのアップデートもリモートで実施でき、脆弱性への対策も容易になります。
提供開始日や推奨システム
「Smart Ready IoTセキュアパック」は、2019年1月21日から提供を開始しています。この製品は、特に以下のようなIoTシステムにお勧めです。
- - 設備や機器をコントロールするシステム
- - 社会インフラに関連するセンシティブな情報を扱うシステム
- - セキュリティ機能が備わっていないIoTゲートウェイに接続された機器を持つシステム
- - VPNが使用できないシステムで、ゲートウェイをインターネットに直接接続するシステム。
エンドースメントと市場の反響
トレンドマイクロは、この新製品の販売開始を歓迎し、コネクシオ株式会社はこれまでの技術と実績を基に、IoTシステムのセキュリティを包括的に実現することに期待を寄せています。両社は今後とも協業を深め、IoTに適したセキュリティソリューションを提供していく考えです。
展示会出展の情報
コネクシオは、2018年12月6日から8日まで東京ビッグサイトで行われる「社会インフラテック」に出展します。この展示会では、「メーター読み取り」を含む「Smart Ready IoTソリューションテンプレート」を実機デモで紹介し、IoTによるインフラの予防保全についての説明を行います。ブースの詳細は、イベント公式サイトをご覧ください。
会社の信頼性
コネクシオ株式会社は、20年以上に渡る豊富な通信技術や知見を活かし、特殊車両や農業機器など30万台以上のIoT機器を納入してきました。これにより、顧客の課題解決を支援し、安全で効率的なIoTサービスを提供していく姿勢が評価されています。
会社概要
- - 名称:コネクシオ株式会社(東証一部/9422)
- - 所在地:東京都新宿区西新宿8丁目17番1号
- - 設立:1997年8月
- - 代表者:代表取締役社長 井上裕雄
- - コーポレートサイト:コネクシオ株式会社公式サイト
このように、「Smart Ready IoTセキュアパック」は、IOT機器のセキュリティを強化するための画期的なソリューションとして、重要な役割を果たすことでしょう。