「なんとなく不調」を見逃すな!甲状腺の重要性とは
近年、特に30〜60代の多くの人が
「なんとなく具合が悪い」という感覚を抱えていることがわかっています。これは、日常生活の忙しさから年齢を理由にしてしまうことが多く、何がその原因なのかを深く考えないことが常です。しかし、大阪府茨木市にある『ひらいわクリニック』による調査結果から、こうした不調が「甲状腺」に起因することも多いことが明らかになりました。今回は、その調査結果を元に日常生活で見逃しがちな甲状腺の不調について考えてみましょう。
調査概要
この調査は、全国の男女150名に対して行われたもので、彼らが最近感じている不調を複数回答形式で尋ねました。多くの人が「眠れない」、「だるい」といった症状を訴えており、これらは実は甲状腺機能の低下からくるものかもしれません。調査結果の詳細を見てみましょう。
1. この1年間の「なんとなく不調」
調査から最も多かった不調の声は、「眠れない・途中で目が覚める」というもので、30%に達しました。睡眠不足は生活に多大な影響を及ぼし、日中の活動能力や集中力に悪影響を与えます。
次に多い回答は「だるさが続く」と「特に不調を感じていない」、共に28%でした。また、「冷えを感じやすくなった」や「気分の落ち込み」という報告も見られ、体の不調だけでなく精神的な変化を訴える声もありました。
これらは、単体では軽視されがちですが、組み合わせて現れることで「なんとなく調子が悪い」と感じる要因となります。さらに、体重の変化や動悸、イライラ感に関する不満も多く、生活習慣の変化が健康に及ぼす影響が通常よりも大きく感じられます。
2. 不調への対応
不調を感じながらの対応策としては、最初に多く挙がったのが「年齢や更年期のせい」と考えることで、これが36.1%の人々の回答でした。多くの人が、症状を特別に治療しようとせず、自然に受け入れる選択をしていることが分かります。
他の選択肢では、現在の状態をただ見守っている人や、生活習慣を見直したり、地元の医療機関を受診した方も一定数いました。特に、医療機関を訪れたのは13.9%の人が報告しており、改善を試みようという姿勢が感じられます。
一方で、家族や友人に相談する人は4.6%と少ないため、周りに打ち明けることに対しては一定の抵抗があることも示唆されています。
3. 甲状腺の病気に関する認知と経験
興味深い点は、甲状腺の病気について「知っているが、検査を受けたことがない」という人が54.7%もいるということです。このことから、甲状腺の問題が日常生活の健康管理として十分に重要視されていないことがわかります。
一方で、「甲状腺の検査を受けたことがある」という人は、全体の中では少数派という結果も浮き彫りになりました。自分自身に起こり得る健康問題として捉えられていないのが現状と言えるでしょう。
4. 専門医への相談意向
「今は必要ない」という人も多い中で、症状が続いたり強くなった場合には専門医に相談しようと思っている人もいます。特に症状に悩まされている方は、受診のタイミングを見定めたいと考える傾向があり、非常に現実的な視点を持っています。
5. 調査結果のまとめ
今回の調査を通じて、30〜60代の人々が眠りの乱れや気分の落ち込みなどの健康問題を抱えていることが浮き彫りになりました。しかし、首の腫れといった明確なサインが少数派であることからも、日常的な不調は認識されにくい状況にあります。特に、更年期や年齢を理由にしてしまうことが多いのですが、甲状腺を含むホルモンの役割を再評価することが健康管理の選択肢を広げる助けとなるでしょう。
私たちは、日々の体調不良を見逃さないためにも、専門医に相談することの重要性を理解し、必要な時には適切な診療を受けることが大切です。もし「原因不明の不調」が続く場合は、甲状腺に特化した専門クリニックに相談するのも一つの方法です。
沿革のある『ひらいわクリニック』は、甲状腺疾患に特化した診療を提供しており、予約制で通院が可能です。JR京都線「茨木駅」からも近いため、受診のハードルが低く、多くの人々に役立つ医療を提供しています。
出典元:甲状腺と内分泌疾患の専門クリニック"ひらいわクリニック"
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