アイリスオーヤマ株式会社と株式会社バイウィルが、持続可能な地域経済を実現するための業務提携を発表しました。この提携は、環境価値を体系化した「J-クレジット」の創出を目指すものです。環境問題への意識が高まる中、特に企業や自治体に求められるのは、効率的な省エネ策の導入と、脱炭素化への取り組みです。価格高騰や令和7年に予定されている蛍光灯の製造・輸出入禁止に対する対策として、LED照明への移行が急務となっています。しかし、多くの自治体では老朽化した公共施設の更新に資材価格の上昇が影響し、財政難から脱炭素関連の投資が難しい状況が続いています。そこで、地域の新たな財源創出と経済の循環を実現するため、アイリスオーヤマとバイウィルの協力が求められています。
アイリスオーヤマは2010年から法人向けのLED照明事業を展開し、特に2011年の震災後、日本の社会的課題に対する「ジャパン・ソリューション」を目指して様々な事業を行ってきました。今回の提携を通じて、2030年の温室効果ガス削減目標に向け、LED照明に加えて無線制御システム「LiCONEX」や空調最適化システム「エナジーセーバー」など、幅広いソリューションを提供していきます。
対するバイウィルは、78以上の金融機関との提携を通じて、環境価値の創出から販売までを一貫してサポートしています。「きらきラボ」というプログラム型プロジェクトでは、LED照明の導入によって得られるCO2削減量をJ-クレジット化し、手続きの煩雑さを解消しつつ、確実な販売支援を行っています。
この業務提携によって、自治体が抱える脱炭素化や財源確保という課題が、新たな価値創造によって解決されることが期待されます。アイリスオーヤマの技術とバイウィルのノウハウを融合させ、単なる設備投資から得られる環境資産を循環させる仕組みが構築されます。これにより、自治体は環境価値を基準にした収益モデルを確立し、さらなる環境対策への投資が可能となり、持続可能な地域経済が形成されるでしょう。
アイリスオーヤマとバイウィルは、今後も省エネや環境貢献につながる新商品の開発や施策を推進し、社会課題の解決に貢献することを目指します。
連携スキーム概要
対象: 全国の自治体(アイリスオーヤマ製品を中心とするLED照明の導入)
役割:
- - アイリスオーヤマ: LED照明の提案および導入、クレジット創出提案、設備データの連携
- - バイウィル: J-クレジット創出支援の運営、認証手続き支援、クレジットの販売
この提携により、バイウィルが初期費用を負担することから、地方自治体は負担なく取り組みを开始できる点が特長です。これにより環境対策が新たな財源として地域に根付くことが期待されています。