クリクラ、愛知県稲沢市と協力による信頼の飲料水供給
株式会社ナックが展開する宅配水「クリクラ」が、愛知県稲沢市と株式会社永井水道設備、株式会社クリクラ東海と共に、災害時における飲料水の優先供給に関する協定を締結したことを発表しました。これは災害発生時の迅速な対応を目的としたもので、地域の防災力の向上にも寄与することが期待されています。
協定の概要
この協定は、2025年8月27日に締結され、災害発生時に稲沢市からの要請に基づき、クリクラが飲料水やウォーターサーバーを優先的に供給することを担保しています。これにより、地震や風水害などの自然災害が発生した場合でも、迅速かつ適切な対応が可能となります。
具体的には、稲沢市が災害対策本部を設置したり、市長が必要性を認めた場合に、協定企業が指定した場所に優先的に供給が行われます。
他の地方自治体との連携
クリクラは、この協定を締結したことで、全国で10ヶ所目の地方自治体との連携を実現しました。これまでにも、東京都江東区や神奈川県横浜市、大阪府大阪市など、全国の9つの市町村と災害救援物資の供給協定を結んでいます。
このようにクリクラは、災害時の準備を怠らず、地域社会に根ざした活動を続けています。今後もさらなる地域との連携を進め、災害時における持続的な支援が行える体制を構築していく方針です。
災害時におけるクリクラの取り組み
クリクラは、自社の配送網を活かし、全国にボトルを供給する体制を整えています。北海道から鹿児島まで、43ヶ所のボトル製造プラントがあり、過去の災害時には迅速な支援を行ってきました。例えば、2016年の熊本地震では、自社プラントが被災したものの、他の地域からの供給により、被災地に安定した水を届けることができました。
また、過去には東日本大震災や熊本地震、能登半島地震の際に、クリクラのスタッフがいち早く现场へ向かい、地元加盟店と協力して避難所にウォーターサーバーやボトルを提供してきました。災害時には地域のニーズに応え、最大限の協力体制を整えることに尽力しています。
クリクラの企業理念と将来展望
クリクラは2002年の事業開始以来、「安心・安全」を理念に掲げ、約400の配送拠点から全国へ注文を受けて配送しています。環境問題にも積極的に取り組んでおり、サステナブルなボトルの使用や100%リサイクルのサーバーを導入し、循環型社会の実現を目指しています。
今後もクリクラは、地域社会への貢献を重視し、災害時の水供給体制を強化し続けることで、地域の防災力向上と、生活の質を維持するサポートを行う所存です。全ての従業員が協力し、災害時にも安心・安全なお水を提供するため、さらなる努力を続けます。