信州松本と飛騨高山を結ぶ新たな観光ルート「Kita Alps Traverse Route」誕生
環境省中部山岳国立公園管理事務所は2月25日、信州松本と飛騨高山を横断する新たな観光ルート「Kita Alps Traverse Route」を発表しました。これは「松本高山Big Bridge構想実現プロジェクト」の一環として、2022年7月から11月にかけて実施されたルート名称投票キャンペーンの結果を踏まえ、選考委員会によって決定されたものです。
「Kita Alps Traverse Route」とは?
「Kita Alps Traverse Route」は、中部山岳国立公園を挟む長野県松本市と岐阜県高山市を結ぶ観光ルートです。単なる移動経路ではなく、多彩で上質な体験と滞在ができる魅力的なルートを目指し、関係各機関が連携して整備を進めています。このプロジェクトは、日本の国立公園を世界水準の「ナショナルパーク」としてブランド化を目指す「国立公園満喫プロジェクト」の一環として推進されています。
プロジェクトの背景
このプロジェクトは、2025年を見据え、平成29年10月に設置された「中部山岳国立公園南部地域利用推進協議会」の取り組みの一環として、令和3年4月に発足しました。信州と飛騨の文化交流促進、地域経済活性化への貢献、そして自然保護との調和を目指した取り組みです。
関係者による座談会開催
プロジェクトの進捗状況や今後の展望について議論するため、3月5日~6日にメディア関係者向け個別座談会が開催されます。環境省担当者、プロジェクトアンバサダー、PR大使が参加し、質疑応答の機会も設けられています。座談会への参加申し込みは3月2日18時までです。
2月25日のプレスカンファレンス
2月25日には「松本高山Big Bridge構想実現プロジェクトカンファレンス Share the 未来図 2023」が開催され、「Kita Alps Traverse Route」の発表が行われました。松本市長、高山副市長、環境省中部山岳国立公園管理事務所長によるクロストークも実施され、プロジェクトへの期待が共有されました。このカンファレンスの様子は動画とスティール素材で公開されています。
今後の展望
「Kita Alps Traverse Route」は、単なる観光ルートにとどまらず、地域活性化や自然保護に貢献する重要な役割を担うことが期待されています。関係各機関の連携により、魅力的なルートづくりが進められ、多くの観光客を呼び込むことで、地域経済の活性化に繋がることが期待されています。また、自然保護との調和を図りながら、持続可能な観光を目指していく姿勢も重要です。
関連情報
松本高山Big Bridge構想実現プロジェクトHP: https://chubusangaku.jp/bigbridge_project/
スティール素材データ:
https://primedrive.jp/v2/access?key=u8DwdvCEiWlq5mwCNveJkQ
動画データ: https://xgf.nu/biXg
座談会お申込みフォーム:
https://forms.office.com/r/Mr25BYx5gC
本プロジェクトの成功により、中部山岳国立公園の魅力が国内外に広く発信され、持続可能な観光モデルとして注目されることが期待されます。