台湾の地方志向観光
2024-11-26 14:30:24

台湾からの訪日客が地方志向を強める最新動向を徹底解説

台湾からの訪日客が地方志向を強める最新動向



新型コロナウイルスの影響が緩和され、旅行の選択肢が広がる中、台湾からの訪日客の旅行傾向に変化が見られています。一昨年9月以降、株式会社ファイネックスが台湾にて実施した調査によると、訪日旅行のメインスポットが東京に集中したのに対し、次回以降の旅行計画では地方への志向が強まっているとのことです。

調査概要


調査は2024年11月に実施され、1065人の台湾在住者が参加しました。彼らの多くは日本への訪問経験が豊富で、53%は5回以上の訪日歴があるとのことです。特に30~40代が活発に訪日しており、旅行市場の貴重なターゲットとなっています。

ゴールデンルートから地方へ


最近の訪日旅行では、東京や大阪、京都などのゴールデンルートが人気ですが、次回の旅行先としては「北海道」が166人から選ばれ、東京を上回る結果となりました。また、395人が他の地方も挙げており、台湾の訪日リピーターがコロナ後の旅行では都心部を楽しんだ後、地方への探索を希望していることがわかります。

アクセスの課題


リサーチによると、訪日旅行中に「アクセスが不便で行きたいスポットに行けなかった」経験がある人は57%に達しました。具体的には、北海道や東北、九州南部の観光名所を諦めた方が多いとのこと。これは、インバウンドの誘客を進めるための大きな課題として浮かび上がっています。

レンタカー需要の高まり


地方観光においては、公共交通機関が不便であることからレンタカーの需要が高まっています。調査によれば、訪日旅行でレンタカーを利用したことがある人は35%、今後利用したいと希望している人は43%となっており、合計で54%に達しています。これからの訪日旅行において、台湾の旅行者は観光するために自らの運転が求められているのです。

台湾からの訪日客の期待


会場でのアンケートからは、トランスポートのファシリテーションが重要であることが明らかになりました。特に多言語化された交通案内や移動の情報提供が求められています。これにより、訪れる地方都市や観光スポットの魅力が十分に活かされ、多くの台湾旅行者が求めていた体験を提供できるでしょう。

まとめ


今回のファイネックスの調査結果は、台湾からの訪日旅行者が今後どのように変わっていくかを示唆しています。特に地方志向が強まる中、アクセスの利便性を高めるための施策が求められています。訪日観光を楽しむためには、レンタカーのサービスや交通インフラの充実も欠かせない要素となるでしょう。

ファイネックスについて


株式会社ファイネックスは、インバウンド向けの多言語フリーマガジン「att.JAPAN」を発行・運営し、日本の魅力を世界に発信しています。訪日外国人のための情報発信に特化しており、翻訳業務やSNS運用などを手掛けています。


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