インクグロウが中小企業のM&A状況を初の調査実施！

インクグロウ株式会社が初の譲渡企業調査を実施

インクグロウ株式会社（東京都中央区）は、全国で譲渡を行った中小企業に対して調査を行うことを発表しました。この調査は、過去に譲渡を経験した2,879社の前オーナー経営者を対象にしており、中小企業のM&Aの現状を明らかにすることを目的としています。

2023年から始まった譲り受け企業に対する調査は今年で3回目を迎え、今回の譲渡企業調査は初めての試みとなります。これまでの調査結果に基づく統計分析の中でも、譲渡を決断した背景やその後の変化、M&Aプロセスにおける課題、実施後の満足度といった点にフォーカスを当てています。

調査の重要性と目的

この調査では、譲渡経験のある企業に質問票を送り、集計した結果をもとに、インクグロウが長年のM&A仲介の経験を加えた分析を行います。これにより、M&A前後の譲り受け及び譲渡企業の実態を掘り下げ、中小企業にとってのM&Aの価値や導入すべきポイント、留意点を明らかにし、調査結果を社会に還元していく予定です。

成果は2025年9月18日（木）に報告会を通じて公表されることが予定されており、M&Aを経験した企業の知見は中小企業にとどまらず、今後の日本経済を考える上での重要な要素と捉えています。

調査背景

インクグロウは、2021年7月に早稲田大学産業経営研究所と中小企業M&Aに関する共同研究の契約を結び、企業データを活用した基礎研究に取り組んできました。これまで、多くの経営者へのインタビューを通じて得た知見を分析し、M&Aに関する新たな視点を提供することを目指しています。

本調査の結果の一部は同研究所と共同で学術的な研究として発表され、企業や支援機関にとって意思決定の材料として活用される予定です。