亜鉛空気二次電池の技術開発動向を学ぶセミナーの開催
2025年3月27日、株式会社AndTechが主催する「亜鉛空気二次電池の技術開発動向と課題および今後の展望」と題したOnlineセミナーが予定されています。このオンライン開催は、近年注目を集めている亜鉛空気二次電池に関する知識や技術を深める場として設定されており、電池技術の進化に興味がある方には見逃せない機会です。
セミナーの概要
本セミナーでは、亜鉛空気二次電池の技術開発の現状や課題について、専門家が独自の視点で解説します。講義内容は次のように構成されています:
- - 第1部 亜鉛‐空気二次電池の展望
- - 第2部 超高速充放電が可能な亜鉛イオン二次電池の開発
- - 第3部 フロー型亜鉛空気電池の開発と展望
開催時間は13:00から16:45までで、参加費は49,500円(税込)となっており、電子版資料も配布される予定です。参加希望者は、事前に申し込みが必要です。参加の申し込み後、Zoomの接続URLが送付されます。
亜鉛空気二次電池の技術的背景
亜鉛空気電池は、高エネルギー密度を持つことから次世代バッテリーとして注目されています。これまでも、多くの研究が行われていますが、今までの一次電池としての使用に加えて、新たに二次電池として実用化されるためには克服すべき課題が残っています。
第1部では、まず亜鉛空気電池の基礎知識について、講師が実績豊富な大﨑隆久氏(元東芝電池株式会社)から具体的に説明されます。高性能化技術や、リチウムイオン電池を超えるための課題についても詳しく解説される予定です。
超高速充放電亜鉛イオン二次電池
第2部では、山形大学の石﨑学准教授が登壇し、亜鉛イオン二次電池の高速充放電化に関する技術開発についてお話しされます。特に、今後のエネルギーシステムにおける亜鉛の特性の有効活用について、新たな設計理念に基づくアプローチが提示されることでしょう。
フロー型亜鉛空気電池の可能性
最後の第3部は、シャープ株式会社の吉田章人氏によるもので、カーボンニュートラル社会に向けたフロー型亜鉛空気電池の開発状況やその優位性について議論されます。再生可能エネルギーと相乗効果を生む亜鉛空気電池の将来性を探ります。
参加による利点
このセミナーに参加することで、技術者や研究者は亜鉛空気二次電池の技術的課題や最新の研究動向について具体的な知識を得ることができます。また、全体像に迫ることで、実用化に向けた新たな視点を得ることができるでしょう。さらに、質疑応答の時間も設けられており、直接専門家に質問できる貴重な機会です。
AndTechについて
株式会社AndTechは、研究開発支援を専門とした企業であり、多岐にわたる分野で技術講習会やコンサルティングを提供しています。今後も、今回のセミナーのような有意義なプログラムを通じて、様々な知識や技術を広めていくことに力を注いでいます。詳細については、公式ウェブサイトをご覧ください。