子どもたちがおもてなしを体験!キッザニア福岡に新たな「ホテル」パビリオン
2025年12月17日、こどもの職業体験施設であるキッザニア福岡に新たな「ホテル」パビリオンが誕生しました。この度の出展は、株式会社東横インとKCJGROUP株式会社の協力により実現したもので、国内のキッザニア3施設の連続オープンのフィナーレを飾る形となりました。オープニングセレモニーでは、ホテル評論家の瀧澤信秋氏が専門的な視点から、パビリオンの意味を語りました。
こどもたちの中継によるパビリオン紹介
オープニングイベントでは、こどもたちがモニターを通じて「ホテル」パビリオンの3つのアクティビティを紹介しました。子どもたちは敬意を持って、それぞれが「ホテリエ」、「パントリースタッフ」、「メイクスタッフ」の業務を体験し、互いに協力しながらおもてなしの精神を育んでいきます。
最初に映し出されたのはフロントでの「ホテリエ」としての業務。子どもたちはお客様を笑顔で迎えるための態度や姿勢を練習しました。次に、朝食ビュッフェエリアでは、「パントリースタッフ」として朝食の準備を行う様子が中継され、最後は客室でベッドメイクを担当する「メイクスタッフ」の作業が紹介されました。これらの体験を通じて、子どもたちはおもてなしの心を学んでいくのです。
評価する瀧澤氏のコメント
瀧澤信秋氏は、東京都、甲子園に続き、福岡でのオープンを経て感じたことを語ります。「東横インは多店舗展開を行うビジネスホテルチェーンであり、安定した品質を提供している。特異なコンセプトを持つホテルが増えている中で、彼らのスタンダード感は特別で、キッザニアでの体験もその影響を受けるのではないか」と期待を寄せました。
彼はまた、キッザニアでの体験が子どもたちにとって実生活での学びにも役立つものであることを強調し、「サービスを提供する側と受ける側の両面を学べる機会になる」と述べました。自らも体験したことを持ち帰り、来るべき未来への準備ができることが重要だと語りました。
鍵の贈呈とテープカットのセレモニー
オープニングセレモニーでは、子どもたちからの鍵の贈呈が行われ、東横インの黒田麻衣子社長が感謝の意を表しました。すると、テープカットの瞬間には、会場全体が拍手で盛り上がり、祝福の雰囲気に包まれました。
黒田社長は、「このパビリオンを通じて、子どもたちが多くの笑顔に出会えることを心から期待しています」と語り、未来のホスピタリティ業界を担う人材育成につながることを願いました。さらに、KCJ GROUPの圓谷社長は、「この新しい体験が子どもたちの将来に寄与することを期待しています」と、キッザニア福岡の発展を祝福しました。
参加する子どもたちへの期待
この「ホテル」パビリオンは、子どもたちがさまざまな業務を体験し、実際のホテル業務について学ぶ絶好の機会を提供します。アクティビティの内容は多岐にわたり、「ホテリエ」や「メイクスタッフ」だけでなく、「パントリースタッフ」としての業務も体験できるため、子どもたちの視野を広げ、職業意識を高めることが期待されています。
多くの子どもたちがおもてなしの心を育むことができるこの新たな試みが、今後の日本社会においてどのような影響を与えるのか、期待せざるを得ません。未来を担う子どもたちの笑顔と成長に貢献する「ホテル」パビリオンの行動に、ご注目ください。