漫画:紙派?電子派?
2022-09-30 08:00:01
紙vs電子書籍、漫画の読み方に関する大調査!20~30代は電子派が過半数!
紙vs電子書籍、漫画の読み方に関する大調査!20~30代は電子派が過半数!
近年、漫画の読み方は紙媒体から電子書籍へと移り変わってきています。しかし、その実態はどのようになっているのでしょうか?株式会社アップデイトが2022年9月、10代から60代以上の男女2820人を対象に実施した大規模調査の結果から、紙と電子書籍の現状を見ていきましょう。
調査結果:電子派が43.4%でトップ!
「漫画を読むなら紙派?電子派?どちらも使う派?」という質問に対して、最も多かった回答は「電子派」で、全体の43.4%を占めました。
電子派の理由としては、「場所を選ばずに読める」「かさばらない」「無料で読める作品が多い」といった利便性が挙げられました。現代人のライフスタイルに電子書籍がフィットしていることがわかります。
年代別に見る紙派と電子派の割合
年代別に見てみると、20代は46.8%、30代は49.7%が電子派と回答。20~30代では、半数近くが電子書籍を好んで利用していることが明らかになりました。
理由として挙げられたのは、「どこでも読める」といった利便性の高さです。「出張先でも読める」「引っ越しの際にかさばらない」「収納場所を取らない」といった声も多く、転勤や転職が多い年代のニーズに合致していると言えるでしょう。
「両方使い」派は約2割!その理由とは?
全体の約2割が「どちらも使う」と回答しました。その理由として最も多かったのは「電子書籍で見つけた気に入った作品を単行本で購入する」というものでした。
さらに詳しく見ていくと、「気に入った作品」「何度も読み返したい作品」「残しておきたい作品」といった、紙媒体で所有することに価値を見出す傾向が見られました。これは、お金を払って形に残すからこそ、失敗したくないという心理が働いているのかもしれません。
紙派と電子派、月の平均課金額は?
紙媒体と電子書籍、それぞれで月の平均課金額を比較してみました。
紙媒体では、「1000円以上~2000円未満」が34.9%と最も多く、電子書籍では「無課金」が30.6%と最も多くなりました。
年代別課金額:10代の無課金率は驚異の47.5%!
年代別に見てみると、10代の電子書籍利用者の無課金率は47.5%と、他の年代と比較して非常に高い数値となりました。これは、無料アプリやサイトを活用して、お得に漫画を楽しんでいる人が多いことを示唆しています。
紙と電子の無課金率比較:電子書籍の無課金率は紙の倍以上!
紙媒体と電子書籍の無課金率を比較すると、電子書籍の無課金率は30.6%であるのに対し、紙媒体は15.1%でした。これは、電子書籍には無料の作品が多く気軽に利用できるという特性、そして紙媒体は書店などへ足を運ぶ必要があるため、購買意欲が比較的高いことが考えられます。
まとめ
今回の調査から、若い世代を中心に電子書籍の利用が急速に広がっていることがわかりました。利便性や経済的な側面から、電子書籍が漫画の読み方において主流になりつつあると言えるでしょう。しかし、紙媒体への需要も依然として存在しており、今後も両方の媒体が共存していくと考えられます。
調査概要
調査期間:2022年9月1日~2022年9月12日
調査機関:株式会社アップデイト(自社調査)
調査対象:47都道府県在住の10代以上の男女
有効回答数:2820
* 調査方法:インターネット調査
会社情報
- 会社名
-
株式会社アップデイト
- 住所
- 東京都中央区日本橋堀留町1-8-11日本橋人形町スクエア 6階
- 電話番号
-
03-6433-1660