心が温まる青春物語『あの子の隣で待つ春は』
新興出版社啓林館の「文研出版」ブランドから、青春を描く感動の児童書『あの子の隣で待つ春は』が、全国の書店で発売されました。この作品は、著者の上田聡子氏が手掛け、華やかな挿絵は米田絵理氏が担当しています。
あらすじ:友情と成長の物語
物語は、対照的な性格を持つ二人の主人公、朝佳(あさか)と柚葉(ゆずは)の出会いから始まります。ひとりは素直で明るく、もうひとりは内向的で思慮深い二人は、ひょんなことから出会うことになります。あらゆる困難が立ちはだかる中、彼女たちはお互いの個性を尊重しつつ、心の絆を育んでいきます。
『好き』を心の中心に置き、その気持ちを大切にしながら、二人は自身のトラウマを乗り越えて成長していく姿が描かれています。互いに支え合いときには衝突をも経ながら、強固な友情を築いていく様子は、多くの読者に共感を与えることでしょう。
編集者の思い:感情を伝える
編集者は、本作のテーマである「好き」を通じて多くの人との出会いがもたらす救いについて、強く読者に伝えたいと考えています。どれだけ困難な状況にあっても、「好き」を見つけることで、素敵な出会いが待っていることを示唆する作品です。柔らかく流れる文体で感情が丁寧に描写されており、読者の心に響くことでしょう。
著者紹介:上田聡子
上田聡子氏は石川県輪島市出身の作家。彼女は『金沢 洋食屋ななかまど物語』でデビューし、様々な作品を手がけてきました。彼女の創作活動は、多くの若い読者に愛され続けています。北陸児童文学協会の会員としてもその活動を継続中です。
イラストの魅力:米田絵理
千葉県在住のイラストレーター、米田絵理氏の描くイラストは、ストーリーを彩る大切な要素です。幅広いジャンルで活躍しており、著書のカバーや雑誌の挿絵も手がけています。彼女の描く繊細なイラストが本作の雰囲気を素晴らしく表現しています。
商品情報
- - 書名: あの子の隣で待つ春は
- - シリーズ: 文研じゅべにーるYA
- - 対象: 中学生以上
- - 判型: 四六
- - 本体価格: 1760円 (本体1600円+税10%)
- - ISBN: 978-4-580-82696-0
- - 公式サイト: 新興出版社啓林館
この本は、成長や友情に悩むすべての読者に勇気を与える一冊。そのメッセージに心を寄せて、一読する価値が十分にあります。友達や家族と一緒に読んで、感情を分かち合うのも楽しみのひとつです。