防災を身近に!実践的な新ツール「読むだけで終わらない防災マニュアル」の魅力
防災への意識が高まる昨今、防災マニュアルや道具の実効性をどう高めるかが重要な課題となっています。そんな中、株式会社ニューテックジャパンがオリジナルブランド「鎌倉天幕」から開発した新しい防災ツール「読むだけで終わらない防災マニュアル」が注目を集めています。この新ツールは、避難所で役立つ「折り紙スリッパ」や「折り紙食器」に防災マニュアルを組み合わせたもので、単なるテキストではなく実用的な道具としての機能を持っています。
自主防災リーダーが考えた実践的なアイデア
代表取締役の白石徳宏氏は、町内の防災顧問を務める傍ら、長年にわたる防災活動に携わっています。彼は、自主防災リーダー研修会で「新聞紙でスリッパと食器を作る」ことを学び、実際の避難所でもその重要性を痛感しました。スリッパは防寒対策や危険物から足を守るために不可欠ですが、実際には多くの人が防災バッグを持ち歩かないため、避難所に行ったときに不足することが多いのです。
白石氏は、「折り紙スリッパ」は軽量で持ち運びに適しているだけでなく、非常時に少しでも役に立つことを願って作ったとも語ります。非常時こそ、簡易性と機能性が求められます。
「読むだけで終わらない防災マニュアル」のアイデア
新たに開発された防災マニュアルは、白石氏が東日本大震災をきっかけに作り上げた地域の自主防災マニュアルの経験を活かしています。従来のマニュアルは、自主防災委員が存在する前提で作られていましたが、実際には地域の仲間たちが協力し合うことが重要です。これを反映した新しいマニュアルは、地域コミュニティを中心に据えています。
また、白石氏は大川印刷の社長とのコラボレーションを通じて、紙の特性を活かしたシナジー効果を生み出し、新たな製品に仕上げました。このような革新が、より良い防災への道を切り開くと信じられているのです。
防災イベントとコミュニティの力
白石氏はまた、鎌倉エフエムの呼びかけを受けて、市の教育委員会やアウトドア企業と共に「アウトドアと防災」をテーマにしたイベントを開催し、防災の重要性を広めています。こうしたイベントを通じて、地域の防災意識の上昇が期待されています。
モニター募集のご案内
ニューテックジャパンは、「読むだけで終わらない防災マニュアル」の法人モニターを募集しています。モニターには無償で製品が提供され、使用後には特別価格での販売が行われる予定です。これは、社員に防災に関する知識を身につけてもらい、実践的な防災マニュアルとして活用されることを目的としています。
年々高まる防災意識を前に、自治体や学校、企業がこの新しい製品を通じて備える意識を高めることが求められています。興味のある方は、ぜひ応募を検討してみてはいかがでしょうか。
企業情報
「鎌倉天幕」は株式会社ニューテックジャパンが2018年に設立したブランドで、高品質なアウトドア用品を提供しています。防災対策や環境保全活動にも力を入れ、社会貢献を aimしている点も大きな特徴です。さらに、株式会社大川印刷は140年以上の歴史を持つ印刷会社であり、再生可能エネルギーを100%使用し、環境への配慮も忘れていません。
こうした企業の共同作業によって生まれた防災マニュアルは、未来の防災に向けての重要な一歩となることでしょう。