子どもとSNS・ゲームでの出会い、ママたちの許可の実態とは？

子どもとSNS・ゲームでの出会い、ママたちの許可の実態とは

昨今、ゲームやSNSは子どもたちの日常生活に欠かせない要素となっていますが、出会いの場としても広がりを見せています。日本最大級のママ向け情報サイト「ママスタ」が行ったアンケート調査では、子どもたちがオンラインで知り合った人とのコミュニケーションについて、ママたちの意見が明らかになりました。

調査の背景

インターネット利用が日常化する現代において、子どもたちが知らない人とやり取りをするリスクも増加しています。そこで、「子どもがゲームやSNSで出会った人とチャットやDMをすることを許可していますか？」というテーマでアンケートを実施しました。

アンケート概要

- 実施期間：2025年5月17日〜2025年5月18日（2日間）
- 回答人数：710人
- 調査方法：インターネット
- 対象者：子どもがいる方や妊娠中の方

詳細や結果については、こちらのページで確認できます。

調査結果の概要

アンケートの結果、51.3%が「禁止している」と回答し、最も多かったことが明らかになりました。この理由には、実際にトラブルを経験した家庭が多く見受けられました。たとえば、「オンラインゲームで心無い言葉を浴びせられた」や「住所を教えようとしていた」といった経験から、多くのママが不安感を抱いています。

また、別のママからは「学校の友達とのLINEグループでも揉めることがあるので、知らない相手との接触は避けたい」という意見もありました。さらに、「SNSは一切禁止」や「ゲームもスマホを持たせていない」という厳しいルールを設けている家庭も存在しました。

一方で、26.9%のママは「親と決めたルール内でOK」とし、子どもとの信頼関係や性格に基づいた慎重な姿勢を見せました。この背景には、「むやみに禁止すると逆に秘密主義になる」と考えるママも多いようです。

「普段からよく話をしているから不安は少なく、子どもが慎重な性格なので安心している」というコメントもあり、家庭ごとのルール作りが強調されました。

自由にさせている家庭の意見

また、7.0%のママは「許可して自由にさせている」と回答しました。この家庭の背景には、「自分もオンラインで出会って交際経験がある」といったオープンマインドな意見がありました。子どもを節度ある人間に育てているという自信を持っているママもいます。

今後のルール作り

この調査から得られたように、SNSやオンラインゲームを通じたつながりはチャンスと同時にリスクも伴います。親と子どものコミュニケーションは最も重要です。「何が危険なのか」「どんなルールが必要なのか」を日々話し合うことがますます必要になっています。それぞれの家庭に合った柔軟なルール作りが求められる時代です。

まとめ

「子どもがゲームやSNSで出会った人とのやり取りをどう考えるか」というテーマは、家庭ごとに異なりますが、その背景には育児に対する考え方や信頼が考慮されています。親たちは、自分たちの価値観に基づいたルールを持ちつつ、子どもとのコミュニケーションを大切にし、適切な判断をしていることがわかりました。この調査をきっかけに、家庭内での議論が進むことを期待したいです。