AirKamuyの資金調達
2025-04-24 08:20:26

ディフェンステック企業AirKamuyが1億円の資金調達を成功させる

AirKamuyが実現する次世代の防衛テクノロジー



日本発のディフェンステック企業、株式会社AirKamuy(エアカムイ)は、最近プレシードラウンドにおいて1億円の資金調達に成功しました。これには、ANOBAKA3号投資事業有限責任組合やスパークル1号投資事業有限責任組合、STATION Ai Central Japan 1号投資事業有限責任組合などの引受先からの第三者割当増資に加え、名古屋銀行や日本政策金融公庫からの融資が含まれています。

資金調達の背景



AirKamuyは、「世界の紛争抑止に向けた持続可能でスケーラブルなソリューションの提供」というミッションを掲げています。彼らが開発する固定翼VTOL無人機「Σ-1」をはじめとする固定翼ドローンは、広範囲な警戒や物資輸送に対応するための重要な役割を果たします。また、最近の国際情勢や航空機パイロットの不足が深刻化する中で、無人アセットに対する需要が高まっています。これに応える形で、AirKamuyは官公庁との契約に向けた社内体制の強化を図るとともに、さらなる技術開発を推進していきます。

ディフェンステックスタートアップの重要性



欧米では、ディフェンステック関連のスタートアップが急成長を遂げており、革新的でコスト効率の高い防衛ソリューションを提供しています。AirKamuyはこの流れに注目しつつ、日本の法制度に基づいた独自のスタートアップモデルの確立を目指しています。さらに、優れた技術を有する他のスタートアップの防衛領域への参入支援にも取り組んでいます。

ドローンと安全保障の新時代



海洋状況把握(MDA)のために開発されている「Σ-1」は、5時間以上の連続飛行が可能で、艦上からの運用も実現します。地政学的なリスクが高まる中で、安価で大量生産可能なドローンのニーズも顕著。これに応じた形で、段ボールドローン「AirKamuy 150」の開発が進められています。この技術が観測活動や物資配置の省人化に寄与することが期待されています。

民間市場へのデュアルユース展開



AirKamuyは、防衛用途から得た技術を民間市場にも開放し、災害対応や物流分野へと応用を進めていきます。特に、長距離飛行が可能な機体や低コストのドローンソリューションは、民間でも非常に求められており、2025年夏には地方自治体や企業との実証実験も予定されています。このようなデュアルユースの取り組みは、経済産業省や防衛装備庁からも強く推奨されています。

増資引受先の声



AirKamuyの資金調達に関与した各投資家からは、さまざまな期待やエールが寄せられています。

  • - 株式会社ANOBAKAの小林氏は「国を守る技術がスタートアップから立ち上がる時代」と述べ、その挑戦を支援することができたことに感謝しています。
  • - スパークル株式会社の佐藤氏は、VTOL型ドローンの開発の重要性に共感を示し、このプロダクトが実現することで自衛官の課題解決につながると確信しています。
  • - STATION Ai株式会社の中島氏は、AirKamuyが将来的に東海地域を代表する航空企業となることを期待しています。

代表の展望



AirKamuyの代表取締役CEO、山口拓海氏は、ディフェンステックという難しい領域において、これからの日本に不可欠な技術をスタートアップ的アプローチで推進していく決意を語っています。今回の資金を活用し、「平和を守る」「人を守る」ソリューションの提供に全力で邁進する意向を示しています。

会社概要



これからもAirKamuyの動向に注目が集まることでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社AirKamuy
住所
愛知県名古屋市天白区植田西2-1307
電話番号
052-385-3471

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