2023年9月27日、世界観光の日を祝うイベントが、JARTA(一般社団法人日本責任ある旅行機関連盟)によって開催されました。この特別な日、ツーリズムEXPOジャパン2025の一環として行われたTravelife授賞式は、多くの参加者を迎え、大盛況でした。イベントには、Adventure Travel Trade Association(ATTA)の代表者も駆けつけ、持続可能な観光に向けた取り組みを称賛してくれました。
授賞式では、特に注目すべき企業が表彰されました。Travelife Partnerステータスを達成したのは、株式会社美ら地球(SATOYAMA EXPERIENCE)、株式会社こはく(IN KANAZAWA HOUSE)、そして株式会社キャニオンズ(CANYONS)の3社です。これらの企業は、持続可能な観光の実現に向けた具体的な行動を起こしており、その成果がこうして評価されることとなりました。
特別ゲストとして、ATTAのプレジデントであるGustavo Timo氏とAPACディレクターのHannah Pearson氏が参加し、彼らからは「持続可能な観光への努力が、地域や社会にポジティブな影響を与えている」というメッセージが送られました。また、受賞者は、これからも積極的に持続可能な観光の発展に寄与していくよう、激励されました。
授賞式の模様は、現在YouTubeで期間限定で公開されているため、多くの方にご覧いただくことができます。視聴を通じて、持続可能な観光に関する理解を深める機会となればと思います。
さて、Travelifeとは、持続可能な観光運営に特化した国際認証プログラムです。現在、90カ国以上で導入されており、700以上の事業者が「Partner」または「Certified」ステータスを取得しています。持続可能な観光の推進は、観光業界におそらく不可欠な要素であり、今後も発展していくことが期待されています。
このイベント期間中、JARTAは持続可能な観光の重要性を伝えるためのさまざまな活動を行いました。特に、観光事業者や一般来場者を対象とした「ツーリストシップって何?」というクイズを実施。クイズは、旅行者が地域にどのように影響を与えるかについて考えるきっかけを提供しました。このような小さな行動が大きな影響をもたらし、地域社会や環境を守る助けになります。
JARTAは、具体的な認証プログラム「Green Key」「Travelife」「Blue Flag」を通じて、持続可能な観光の推進を目指しています。これらの取り組みは全国に広がり、賛同者が増え続けています。観光の影響力が高まる中、旅行者、地域、事業者が一つになって持続可能な観光を実現していくことが急務です。
JARTAは、この観光業界の未来をサポートし続けるために、観光の力を正しく理解し行動することの重要性を広めています。「サステナブルツーリズム東京宣言2030ビジョン」への署名も募っており、多くの人にその趣旨に賛同してもらいたいと考えています。旅行者も地域も、そしてすべての動植物が幸せになれる社会を、観光を通じて築いていけることを願っています。
最終的に、世界観光の日が持つ意義を皆で共有し、持続可能な観光の重要性を再確認する良い機会であったことを心から願っています。JARTAでは、今後もイベントや活動を通じて、持続可能な観光に向けた努力を続けていく所存です。