マウザー、NXP SemiconductorsのFRDM-i.MX93開発ボードの取り扱いを開始
イノベーションの推進
マウザー・エレクトロニクス(Mouser Electronics)は、NXP Semiconductors製のFRDM-i.MX93開発ボードの取り扱いを始めました。テキサス州マンスフィールドに本社を置くマウザーは、新製品投入(New Product Introduction: NPI)の業界リーダーとして、常に革新的な製品を展開しています。この新製品は、産業オートメーションやスマートホーム、スマートシティ、IoT(モノのインターネット)、非接触HMI(ヒューマンマシンインターフェース)、ヘルスケア分野における迅速なプロトタイピングを実現します。
FRDM-i.MX93の主な特徴
FRDM-i.MX93開発ボードは、NXPのi.MX 93アプリケーションプロセッサを搭載しています。このプロセッサは、最大1.7 GHzで動作するデュアルArm Cortex-A55を持ち、さらに機械学習の推論を高速化するためのニューラルプロセッシングユニット(NPU)も搭載しています。また、リアルタイム処理と省電力が求められるアプリケーション用に、最大250 MHzで動作する汎用Arm Cortex-M33も装備。これにより、様々な用途での効率的なデータ処理が可能になります。
接続性と拡張性
この開発ボードは、u-blox社のMAYA-W276モジュールを搭載しており、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4、IEEE 802.15.4に対応したトライラジオ接続を提供します。これにより、クラウドや他のデバイスとの接続が簡単に行えます。加えて、HDMIディスプレイインターフェースに加え、2GBのLPDDR4/LPDDR4Xメモリを搭載し、迅速なブートを実現する32GBのeMMCストレージを持っています。
さらに、複数のカメラインターフェース、USB Type-CおよびType-A、10/100/1000 Mbit/s RGMII Ethernet、CAN-FDなど、充実した拡張機能も搭載されています。40ピンのデュアルローピンヘッダーも用意されており、I2S、UART、I2C、GPIOの拡張に利用できます。デバッグ機能も充実しており、シリアル・ワイヤ・デバッグ(SWD)ヘッダー、USB-to-Dual UARTデバッグポートが併設されています。
製品の可用性
NXPのFRDM-i.MX93開発ボードに関する詳細情報は、マウザーのウェブサイトで確認できます。さらに、NXPのi.MX 93アプリケーションプロセッサの情報についても同様です。マウザーは、最新の半導体や電子部品、産業用オートメーション製品を取り扱い、完全なトレーサビリティを実現した認定済みの製品を提供しています。
エンジニアへのサポート
マウザーはエンジニアのための技術リソースセンターや製品データシート、アプリケーションノート、エンジニアリングツールなど、多くのサポートを提供しています。ニュースレターを通じて最新の製品情報や技術トレンドを届けることで、エンジニアのプロジェクトをサポートしています。マウザーのニュースやリファレンスの購読は、ニーズに合わせてカスタマイズ可能です。
マウザー・エレクトロニクスについて
マウザー・エレクトロニクスは、半導体と電子部品の正規代理店として、世界中の電子設計技術者に向け、680万点以上の商品を取り揃えています。最新の物流センターを整備し、223の国と地域への製品発送を行っています。NXP Semiconductorsは、安全な接続とインフラの提供を目指して、革新を進め続けています。本製品の導入により、さらに多くの応用が期待されます。
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