ニューヨーク育英学園、未来を見据えた変革の一歩
ニューヨーク近郊に位置するニューヨーク育英学園(本校:ニュージャージー州イングルウッドクリフス)は、2024年12月18日をもって理事体制の変更を行い、更なるグローバル人材育成を目指します。新しい理事長に武田秀俊氏が就任し、日米の各教育機関や日本法人と連携を強化する姿勢を示しています。
新理事長の抱負
新理事長に就任した武田氏は、ニューヨーク育英学園の長い歴史に胸を張りつつも、「ニューヨークは多様性に富み、世界のトレンドが感じられる場所」と評価。また、学校が「日本」を基軸にしながらも、世界で通用する人材を育成してきたことに感謝の意を表しました。今後は、教育機関や企業とのコラボレーションを進め、ニューヨークならではの体験を生徒たちに提供したいと語ります。
理事会メンバーの構成
新たな理事会には、武田氏の他に、Eiki Consultingの栄木憲和氏、EOS Accountants LLPの加賀一秀氏、シミック・ホールディングス代表取締役会長の中村和男氏が名を連ねています。各業界の専門家達が揃い、より強固なグローバル教育へと舵を切る構えが整いました。
ニューヨーク育英学園の歴史
この学園は、1979年に故丹羽美代子初代園長がマンハッタンで「よい子の学園」として設立したことに始まります。その後、1984年にニュージャージー州リッジフィールドへ移転し、1989年には現在のイングルウッドクリフスに至るまで、成長を続けています。現在、全日制の幼児部と小学部を展開し、約4,000名以上の卒業生を輩出してきました。
教育プログラムの多様化
ニューヨーク育英学園は、日本の文部科学省が定める教育要領に基づき、日本語教育を基本にしていますが、国際的な視野を養うために英語教育も重視しています。また、最近では週末のサタデースクールやアフタースクール、さらに未就学児向けのプログラムも増設し、地域に根ざした教育の充実を図っています。
武田理事長は、「生徒や親御さん、教職員と共に、変化を楽しみながら多様性を理解し、駆使できるグローバル人材として育成したい」と今後の展望を明言しています。
学園のコミュニティとの結びつき
千差万別のニーズに応えるため、学園は地域社会との交流を重視しており、地元に根付いた存在であり続けることで、愛される私立日本人学校を目指しています。日本からの移民やその子孫にとって、教育だけでなく、文化的な面でも重要な拠点となることを心掛けています。
ニューヨーク育英学園概要
- - 法人名: ニューヨーク育英学園
- - 所在地: 8 West Bayview Avenue Englewood Cliffs, New Jersey, 07632 USA
- - 設立: 1979年
- - 代表者: 園長岡本徹
- - 事業内容: 幼稚園・小学生・中学生・高校生を対象とする学校の運営
- - 問い合わせ先: info@nyikuei.org
新たな時代を迎えるニューヨーク育英学園。その成長と変革に期待が寄せられています。