新型計量操作盤登場
2023-12-08 15:00:18

生コンクリート製造プラント用の新型計量操作盤「PAT-ONE」が登場

新たな時代を切り拓く「PAT-ONE」



パシフィックシステムが開発した生コンクリート製造プラント用の新型計量操作盤「PAT-ONE」が市場に登場しました。この製品は、同社が長年にわたり培ってきた技術と経験を基に、製造業務に特化した各種機能を兼ね備えています。

未来を見据えた設計


「PAT-ONE」は、未来への第一歩として、数字の「1」に由来しています。この新しい計量操作盤は、最新の画像解析技術やデータ処理技術を駆使して、製造業務のDX(デジタル・トランスフォーメーション)を推進するために設計されました。

特徴的な機能の数々


1. 画像解析による異常検知


このシステムは、監視カメラの映像を活用し、ミキサー車のドラムの回転方向を検知します。逆回転が発生した場合、自動的にインターロック制御が作動し、誤積載を未然に防ぎます。

2. オペレータをサポートするコンシェルジュ機能


新しいガイダンス機能を搭載し、経験の浅いオペレータにもわかりやすい具体的な対処法をアドバイスします。この機能によって、オペレータの作業がよりスムーズに行えるようになります。

3. 使いやすさを追求した視認性と操作性


「PAT-ONE」は、メイン画面とサブ画面の2画面構成を採用しました。これにより、製造中でも必要な情報をサブ画面で確認でき、視認性が大幅に向上しています。

4. 柔軟なタブレット活用機能


ポータブルなタブレットを利用した新機能が追加されました。このデバイスは、メンテナンスツール、配車表示機、故障時の代替運用など、様々な役割を果たします。特に、タブレットを使うことで入出力信号の確認や設備動作をモニタリングできます。

5. 高度な拡張性


「PAT-ONE」は、EtherNet/IP規格の機器を利用しており、他の機器との連携が容易になっています。これにより、省配線化および連動性が向上し、将来的な拡張も視野に入れた設計です。

6. 製造DXの実現


クラウドサービスを活用して生コン稼働状況をモニタリングできるため、リアルタイムでの稼働状況や出荷実績の確認が可能です。月次レポートを通じて、製造精度の分析が行え、意思決定を支援します。

7. BCP対策とデータ保護


万が一のデータ破損や喪失に備えて、システム終了時には各種データが自動でバックアップされるため、安心して使用できます。

8. AI技術の導入


オプションとして提供されるAIスランプ予測システム『PreSLump AI®』は、生コンクリート製造のさらなる精度向上を実現します。AIによる画像認識技術を活用して、スランプ値の予測が可能となります。

まとめ


「PAT-ONE」は、生コンクリート製造業界における新しい可能性を示唆する製品です。先進的な技術によって、製造業務がより効率的かつ安全に行えるように設計されています。生コンクリート業務の未来を支える「PAT-ONE」にご期待ください。

会社情報

会社名
パシフィックシステム株式会社
住所
埼玉県さいたま市桜区田島8-4-19
電話番号
048-845-2200

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