建設業界のDX推進に向けた新たな協業
株式会社内田洋行ITソリューションズ(以下、内田洋行ITソリューションズ)とGMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社(以下、GMOグローバルサイン・HD)が新たに手を組み、建設業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を目指しています。両社は2025年2月3日から、各種サービスの連携をスタートすることを発表しました。
DX推進の背景
日本の建設業界は、業務が複雑であり、契約手続きの非効率性や重複する業務が問題視されています。こうした課題を解決するために、内田洋行ITソリューションズが展開する「PROCES.S」や「UC+ドキュメント」と、GMOグローバルサイン・HDの電子契約サービス「電子印鑑GMOサイン」を連携させることにより、業務の効率化を図ろうとしています。
提供されるサービスの詳細
「PROCES.S」は、建設業向けのERPシステムであり、会計や原価管理、契約業務などを網羅したトータルシステムとして、業務の一元管理を実現します。これにより、営業現場で個別対応していた契約手続きを全社で統一化し、業務の重複を排除。これまでの煩雑な契約手続きが大幅に簡素化されることで、迅速な経営判断が可能となります。
一方の「UC+ドキュメント」は、電子帳簿保存法に対応したドキュメント管理システムであり、電子請求書や电子注文書の一元管理をサポートする役割を担っています。これらのツールが連携することで、建設業界におけるDXが一層加速することが期待されています。
GMOグローバルサイン・HDの「電子印鑑GMOサイン」は、クラウド型の電子契約サービスで、契約の締結から管理までを一括で行える特徴があります。このシステムを導入することで、印紙税や郵送費を削減できるだけでなく、契約プロセスにかかる手間も大幅に軽減されます。一般的な電子署名に加えて、本人認証を行う厳格な模式も用意しており、利便性と安全性のバランスが取れた運用が可能です。
環境への配慮とSDGsへの貢献
さらに、この連携にはSDGsへの貢献も重要な柱としてあります。紙の契約書を電子契約に置き換えながら、ペーパーレス化を推進することで、建設業界における環境への配慮を強化します。両社は、協業を通じて建設業界の持続可能な発展に寄与することを目指しています。
今後の展望
内田洋行ITソリューションズとGMOグローバルサイン・HDは、今後も協業を続け、建設業界のクライアントたちに業務効率化やペーパーレス化といった新たな価値を提供していく方針です。これにより、より良い業務環境を構築し、持続可能な社会の実現へ向けた取り組みを推進していくでしょう。
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