新たな価値観を育む『リペアカフェ』の世界
2024年11月11日(月)、東京でハーチ株式会社による初のオリジナルドキュメンタリー『リペアカフェ』の上映会が行われます。この作品は、修理を通じて私たちの身の回りにあるモノと人との関係性を問い直し、真の豊かさを再考するきっかけを与えてくれます。
1. 『リペアカフェ』とは?
『リペアカフェ』は、オランダ・アムステルダムを舞台にしたドキュメンタリーで、地域のボランティアが壊れた家電や服、自転車などを無料で修理する姿を追っています。この取り組みの背後には、単なる物の修理を超えたコミュニケーションやコミュニティの再生といった深いメッセージがあります。壊れたモノを通じて、人々が再びつながる瞬間が描かれています。
2. 異なる価値を見出す修理の力
私たちの社会では、多くの場合、物が壊れてしまうと新しいものに置き換えることが一般的です。しかし、宇宙の限界を迎えつつある今、物を修理することで新たに生命を吹き込むことの重要性に気づく時が来ています。このドキュメンタリーは、修理することの意味を問い直し、それによって新しい価値観が生まれることを示唆しています。
3. ドキュメンタリー制作の背景
昨今の大量生産・消費社会において、物の寿命を短くしてしまう慣習が広がっています。しかし、2024年から欧州では「修理する権利」が施行され、多くの家電製品についてメーカーによる修理の義務が始まります。この動きは、サーキュラーエコノミーの実現に向けた一歩として注目されています。
制作には、リペアカフェの運営者や利用者との対話を通じて、単に物を修理するだけではなく、忘れがちな「思い出」や「コミュニティ」を再生していく過程が描かれています。
4. 上映会の詳細
今回の上映会は、11月11日(月)19:00から21:00まで、東京都港区のSHIBAURA HOUSEで開催されます。参加費用は一般2,500円、学生2,000円で、定員は50名(先着順)となっています。参加希望の方は、こちらの
お申し込みリンクから予約をお願いいたします。
この上映会は、ただの映像鑑賞だけでなく、同じ志を持つ人々との交流の場ともなります。ぜひ、ご参加いただき、リペアカフェが提案する新しい価値観に触れてみてください。
5. さらなる展開
今後、IDEAS FOR GOODでは、ドキュメンタリーの上映パートナーや企業、自治体との連携を強化していきます。サステナビリティに関するトークイベントやワークショップの開催も視野に入れており、興味のある方はぜひご連絡ください。
この映画を通じて、私たちの生活の中で物をどう扱うか、そして人とのつながりをどう深めていくかを見つめ直すきっかけとなることを願っています。