学生のキャリア形成を支援する新たな取り組み
パーソルキャリア株式会社は、2026年卒業予定の新卒応募者向けに、選考過程で実施した適性検査に関するフィードバックを始めました。この施策は学⽣が自分の特性を理解し、自信をもってキャリアを選択できるようサポートすることを目的としています。
適性検査の魅力とは?
フィードバックの内容には、仕事への向き合い方や行動特性を分析し、応募学生一人一人の個人傾向を明らかにすることが含まれます。これにより受検者は、自己分析やキャリア形成に役立てられる価値ある情報を得ることができるのです。具体的には、次のような内容が整理されたフィードバックシートが提供されます:
1.
スタイル(仕事に対する考え方)、
アプローチ(仕事への取り組み方)、
アクション(行動特性)の3つの観点から分析された結果。
2. 各傾向の特徴、強み、さらには今後の成長につながるポイント。
3. フィードバックの活用方法および社長からのメッセージ。
これにより受検者は自らの特性を客観的に把握し、それを基にしたキャリアの模索が可能となります。
取り組みの背景
この取り組みは、パーソルキャリアのミッションである「キャリアオーナーシップ」に基づいています。キャリアオーナーシップは、個人が自らのキャリアに対して主体的に関与し、選択・行動を通じて自分自身を形成していくという概念です。最近の社会変化やパンデミックは若者に大きな不安を与えており、こうした不確実な状況こそ、自己分析の重要性が高まっていると言えるでしょう。
パーソルキャリアでは、学生が自身の強みや特性を理解するための第一歩として、このフィードバックを提供する意義を捉えています。自己分析は主観的になりがちなものであり、受検者からは「自分の強みがわからない」という声も多く寄せられていました。そこでこの施策によって、客観的なデータをもとにした自己理解が進むことを目指しています。
人事担当者の想い
新卒採用部のゼネラルマネジャーを務める武藤梨恵氏は、「社会の急速な変化の中、自分自身をどう理解すればよいのか不安を抱える学生が多くいる」とし、この取り組みが学生の自己理解を深め、自信をもってキャリアを展開する助けとなることを望んでいます。「学生が主体的にキャリアを築くことが私たちの願いです」とも語っています。
データの力で新たな気づきを
フィードバックの開発を担当する倉持裕太氏は、「自己分析は主観的に偏りやすいので、データに基づくフィードバックが一つの解決手段になると思います」と述べています。データによって強みや弱みを客観的に把握できるようになり、学生には新たな気づきを提供することができれば、非常に嬉しいとのことです。
企業の紹介
パーソルキャリア株式会社は、人々に「はたらく」を自分のものにする力を掲げ、転職サービス「doda」やハイクラス職向けの「doda X」などを展開しています。2022年にはプロフェッショナル人材の総合活用ブランド「HiPro」を立ち上げ、副業・フリーランスの領域にも本格進出しました。今後も学生のキャリアオーナーシップの支援に力を入れ、すべての「はたらく」が笑顔につながる社会の実現を目指しています。
公式サイト:
パーソルキャリア株式会社