第10回医美同源デザインアワードが作品募集を開始
はじめに
一般社団法人菊地誠22世紀医美支援事業団が主催する「医美同源デザインアワード」が、今年度の作品募集を開始しました。このアワードは、入院生活をより豊かにするためのデザインをテーマに、創造性に満ちた作品を募っています。
大賞作品の紹介
昨年度の大賞は、金丸侑平氏の「G×R (Gamification×Rehabilitation)」という作品で、脳卒中のリハビリを楽しくするためのゲーム化の提案でした。このように、医療とアートが融合したユニークな作品が評価されています。
募集のテーマ
今年の募集テーマは「入院生活を豊かにするデザイン」です。アートやデザインの視点を取り入れることで、入院中の患者さんがより良い時間を過ごせるような提案が期待されています。応募締切は2025年2月12日(水)18:00までです。
審査員の紹介
当アワードの審査は、医師やデザイナー、建築家など、各分野で専門性のある6名の審査員によって行われます。
- - 秋元雄史(東京藝術大学名誉教授、金沢21世紀美術館特任館長)
「患者さんとその家族、医師など、関係者全員が幸せになれる提案を求めています。」
「病院が日常とつながる生活空間であると考え、その中で求められるデザインの具体化を目指しています。」
「病院の計画やデザインに対し、斬新かつ具体的な提案を期待しています。」
「物事を想像する力がオリジナルなデザインにつながります。良いデザインは未来を創るのです。」
「病気を忘れ、笑顔を取り戻せるデザインの創造が求められています。」
「心の健康が体の健康に影響することを実感しており、心を元気にする作品を期待しています。」
募集部門と応募方法
作品は3つの部門に分かれています。
1.
プロダクト部門: 患者が手にする衣類や医療器具のデザイン。
2.
コミュニケーション部門: 患者と医療従事者とのコミュニケーションデザイン。
3.
空間部門: 病室や待合室などの空間デザイン。
応募には、「応募者情報」「プレゼンテーションシート」「作品イメージ」を提出することが必要です。また、審査は2025年2月下旬に行われ、優秀な作品には賞が授与されます。
シンポジウムと展示イベント
2025年3月には、「病院のくらしをデザインする」というテーマでシンポジウムを開催し、大賞や部門別最優秀賞の受賞者がプレゼンテーションを行います。その後、入賞作品を金沢西病院などで展示し、一般への公開も行います。展示終了後は希望があれば返却されます。
まとめ
この「医美同源デザインアワード」は、入院生活の質を向上させるための素晴らしい機会です。アートと医療の融合を体現する作品を通じて、より良い未来を築くために、皆様からの素晴らしいアイデアをお待ちしています。さらなる詳細は、事務局に直接お問い合わせください。ぜひ、あなたの創造力を活かした作品を応募してみてください!