75歳の健康術
2022-09-09 17:04:31
75歳からの元気な人生を!あきらめない健康術とは?
75歳は人生の新たなスタート
75歳は多くの人にとって人生の大きな節目となります。この年齢に達することで、多くの方が老いを意識するようになるでしょう。しかし、老いを恐れる必要はありません。むしろ、元気で活力ある日々を送るための知恵を身につけるチャンスでもあります。
著書『80歳の壁』の著者である和田秀樹氏は、老化に対して闘う姿勢を持つことが重要だと語ります。75歳までは知力や体力に余裕があるこの時期、体をしっかり動かし、栄養を摂り、頭を使うことが老化のスピードを緩める鍵になるのです。
足し算健康術の意義
従来の医療に見られる「引き算」主義、例えば、必要なものを取り除いていくアプローチは、実は高齢者の健康を損なうことがあります。和田氏は、このような引き算的思考をやめて、むしろ健康を「足し算」で向上させる方法を提唱します。
70代は最後の戦いの世代
70代は、老いと闘う最後の世代と言われています。そうした中で、自分自身の活力を知り、どのように健康を維持するかを考えることが必要です。まずは自身の「活力度」を把握し、どの分野で足りない部分があるのかを見つけていきましょう。
シンプルな健康法
和田氏の健康法によれば、70代になったら食事の量を減らす引き算スタイルは不要だといいます。そして、栄養や運動、性ホルモン、サプリメントを意識的に「足し算」することが大切です。
例えば、粗食を続けることは逆効果です。実は、高齢者にとってコレステロールは必要不可欠であり、サプリメントを活用することで栄養不足をカバーすることができます。また、睡眠に悩む方には、セロトニンを増やす抗うつ剤が有効であることも触れられています。
病気別の対策
和田氏は、高血圧、糖尿病、認知症などの病気への対策として、無理に薬で数値を下げる必要はないと主張しています。高めの血圧でも症状がなければそのままで良いとし、血糖値のコントロールもゆるめで問題ないと述べています。早期発見が重要なうつ病や認知症についても、肉を食べ日光を浴びることが予防になるとしています。
幸せな未来に向けた習慣
和田氏は、幸せな80代を迎えるための「足し算」習慣を提案しています。特に脳の健康がキーポイントとなり、人間の挑戦心を維持するためには新しいことに興味を持ち、実験することが奨励されています。散歩ルートを変えたり、意見の異なる人々と会話することで脳を活性化させるとも言います。笑いや旅行、好きなことを楽しむことも元気の源になります。
本書のまとめ
このように、和田秀樹氏が提唱する75歳からの健康法は、老化と戦うための明確な指針を示しています。年齢を重ねることに対して不安を抱く必要はなく、むしろ人生の質を高めるために身体と心を大切にする公平な視点を持つことが求められます。75歳からでも、まだまだ素晴らしい人生を築いていけるのです。
会社情報
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株式会社マキノ出版
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