マッチングアプリの出戻りと生成AI相談の実態
調査背景
恋愛マッチングアプリ「ペアーズ」を運営する株式会社エウレカは、若者の恋愛実態を探るため、「マッチングアプリの出戻り」および「生成AIへの恋愛相談」に関する調査を実施しました。本調査は2025年11月に行われ、1,022人を対象に実施されました。結果が示すように、マッチングアプリの使い方には変化が見られるものの、多くの若者が積極的に利用し続けていることが浮き彫りになりました。
出戻りユーザーの実態
調査によると、マッチングアプリを複数回利用したことがある人の割合は89.8%、そのうち交際や結婚に至った割合は67.3%に達しました。一方で、一度だけ利用した場合は37.5%に留まります。このことから、アプリを重ねて利用することで、相手と出会う確率が大幅に向上することが明らかになりました。具体的には、複数回の利用経験が交際や結婚に至る可能性を約1.8倍高めることが示されています。
調査では、再利用者の中で66.5%が「マッチングする確率」が向上したと回答しており、その理由の一部には「多様な人と出会える機会が多い」と感じたからという意見がありました。同時に、「時間や労力をかけても出会えない」といった懸念も存在し、積極的な一方で消極的な思考も垣間見えます。
過去の経験からの学び
再開したユーザーが過去の経験から学んだ改善点には、プロフィール写真の質、マイペースな連絡手段、身だしなみへの意識が含まれています。特に、プロフィール写真に約37.4%が注力したと回答しています。過去の経験から得た教訓が、現在の利用時に大いに活用されていることがわかります。
生成AIへの恋愛相談の実態
次に、若者の間で急速に広がる生成AIの利用について焦点をあてました。調査によれば、53.1%が生成AIに恋愛相談を行った経験があることが明らかになりました。その中でも、特に20代男性の66.3%が利用しているという結果が出ています。若者が生成AIを利用する理由としては、「人に知られずに相談できる」「24時間いつでも相談できる」といった点が挙げられています。
相談内容としては、マッチングアプリでのメッセージのやり取りに関する悩みが28.4%を占め、次いで「相性の良い異性について」や「プロフィール文の書き方」が続きます。これらの結果は、若者が多忙な生活を送る中で、気軽に情報を集めたいというニーズに応じたものといえるでしょう。
まとめ
調査結果からは、マッチングアプリが若者の恋愛活動において重要な役割を果たしていることが示され、また出戻りユーザーや生成AIの利用が新たなトレンドとして浮かび上がりました。ペアーズは利用者のニーズを反映しつつ、今後も機能を進化させ、安心・安全な出会いの場を提供していくことが期待されます。