南葛SC、消火栓標識株式会社との新たな提携
サッカークラブ「南葛SC」が、消火栓標識株式会社と協力関係を結んだことを発表しました。このパートナーシップは、地域の防火活動を促進し、同時に南葛SCの活性化を目指しています。2025年6月1日付けで締結されたこの契約では、消火栓の標識看板に企業広告を掲載し、その収益を消火栓の管理や維持に役立てることが目的です。南葛SCはサッカー漫画『キャプテン翼』の原作者である高橋陽一氏が代表を務めるクラブで、地域イベントにも積極的に参加してきました。
消火栓標識の重要性
消火栓標識は、火災発生時に迅速な消火活動を行えるよう、地下に設置された消火栓の位置を示す役割を果たしています。標識は赤い円形の表示板と、その下に設置された広告枠で構成されており、広告収入が標識の維持管理に必要不可欠です。監視と管理が適切に行われなければ、火災時の対応が遅れるリスクが高まります。
地域防災とチーム活性化の両立
「南葛SC」は、地域の活性化に向けた活動を続けており、今回の提携により地域防災やチーム運営費の確保を目指します。消火栓標識への広告出稿を通じて、企業は南葛SCへの支援が証明され、地域の人々も消火栓の位置を理解して火災時の迅速な初動につながります。また、地域に設置されるチーム名やロゴが入った広告は、チームへの応援の声を高める効果も期待できます。
パートナーシップの仕組み
パートナーシップにおける主な内容は以下の通りです。
- 地域防災への貢献により、火災時に早期の消防活動を促進できる。
- チーム名やロゴを掲げた看板の設置により、地域からの応援が高まる。
- 得られた広告収入は、チーム運営費用に繋がり、持続的な運営が可能になる。
- チームの活動を様々な形で支援でき、看板がその証となる。
- 地域防災に貢献し、企業のCSR活動として評価されることが可能。
パートナーシップ誕生の背景
消火栓は全国に約70万箇所存在しますが、その維持管理は主に民間企業の広告収入によって行われています。現在、広告枠の活用が進まず、多くの看板が未利用の状態です。これに対抗する形で、南葛SCとの提携により地域のスポーツチームが持つ影響力を活かし、認知度を向上させるとともに、地域防災の確保を実現する取り組みが始まりました。今後も南葛SCは、地域の防災活動を支援し、地域との連携を強化していく方針です。
この新たな取り組みが、地域住民にどのような影響を与えるのか、期待が高まります。南葛SCは「葛飾からJリーグへ」を合言葉に、今後も地域社会に貢献し続けていくことでしょう。