スマホで脳と身体のパフォーマンスを科学的に分析できる新サービス登場

スマホで実現！脳と身体のパフォーマンス測定

近年、スポーツテックの進化が著しい中、TNQ Tech, Co.が新たなサービス「モバイルパフォーマンスラボ（Mobile Performance Lab）」を発表しました。このアプリはスマートフォン１台で、脳と身体のパフォーマンスを科学的に測定・分析できる画期的なものです。

モバイルパフォーマンスラボとは？

「モバイルパフォーマンスラボ」は、ジャンプ力、敏捷性、反応速度、視覚機能、脳疲労、睡眠、運動負荷といった多様な指標を測定し、その結果を個人のコンディショニングに役立てることを目的としたアプリ群です。従来の高額な機材や専門的な環境を必要とせず、誰でも手軽に使えるところが魅力です。

アプリは、AIを活用した骨格推定技術と、スマートフォンのセンサー技術を組み合わせることで、正確な測定が可能となっています。無料または低価格で利用できる10種類の測定モジュールが用意されており、一般のユーザーからアスリートまで広く利用できるようになっています。

主な測定モジュール一覧

- JUMP!: ジャンプ高、滞空時間、コンディショニングプラットフォーム機能（¥300/月）
- SAQ!: スプリントタイム、アジリティ、全身反応時間（¥3,000/年）
- FAST!: 骨格推定を活用したトレーニングサポート（¥3,000/年）
- EYES!: 視覚機能を測定するためのアイトラッキング（¥1,000/年）
- LOAD!: 運動負荷の自動計算（無料）
- SLEEP!: 睡眠の質を非接触で推定（¥200/月）
- BRAIN!: 認知機能の測定（無料）

これらの機能を活用することで、ユーザーは自身の状態をリアルタイムで把握し、必要な改善策を見つけることができます。

利用シーンの幅広い展開

このサービスは、アスリートだけでなく、教育や企業の健康経営でも活用できる可能性を秘めています。アスリートは自己のパフォーマンスを向上させるため、日常的にトレーニングデータをチェックできます。また、教育機関では子どもたちの視覚機能や反応速度を非侵襲的に評価でき、ゲーム感覚で取り組むことができるテスト形式で提供されています。

企業の健康経営の分野では、睡眠やストレスレベル、集中力を測定し、セルフモニタリングを通じて社員の健康管理に役立てることができます。プライバシーにも配慮した匿名測定が可能であり、企業のニーズにも応える形で展開されています。

未来への展望

TNQ Techは「すべての人に科学的な自分の見える化を届ける」ことを目指し、今後もアプリケーションの開発を進めていきます。また、米国だけでなく、日本をはじめとしたアジア圏でのサービス利用も拡大する計画です。

CEOのNobuchika Ymaki氏は、「スマホひとつで様々なパフォーマンスを測定できる時代になった」と語っています。この技術が、スポーツや健康分野だけでなく、より多くの人々の生活向上に寄与することが期待されています。

TNQ Tech会社概要

TNQ Tech, Co.は、スポーツ・ヘルステックの領域でパフォーマンスサイエンスの研究と実装を進めている企業です。デラウェア州に本社を持ち、アプリ群を通じて多様なパフォーマンスを測定・可視化するサービスを展開しています。

この新しいサービスは、これからのスポーツや健康管理の在り方を大きく変える可能性を秘めています。興味がある方は、ぜひTNQ Techの公式サイトを訪れてみてください。