明豊エンタープライズ、台湾での新たな挑戦
株式会社明豊エンタープライズが2025年2月1日、台湾・台北市に初の現地法人「東京明豐開發股份有限公司」を設立し、営業を開始しました。この点を祝うオープニングパーティーが開催され、台湾の不動産市場における新たな展開が注目されています。
創業56年、確かな実績に基づく新たなステージ
明豊エンタープライズは、東京23区を中心に200棟を超える新築投資用賃貸住宅を手がけ、多年にわたる実績があります。なるべく早く不動産市場の魅力を台湾の投資家に伝えるため、同社はセミナーや商談会を開催し、まずは業界への浸透を図ってきました。特に、近年の円安やインバウンド需要の回復が背景となり、アジア地域における不動産投資への関心が高まっています。
台湾市場における具体的な戦略
明豊エンタープライズは、2023年から投資家向けセミナーを台湾で実施し、シンガポールや香港でも商談会を開催してきました。2024年度からは多言語に対応可能な人材を採用し、台湾を中心に販売チャンネルの拡大を図っていく意向です。さらに、賃貸管理事業を展開するグループ会社も台湾市場へ進出し、オーナー向けのサポート体制を強化しています。
これにより、物件情報の透明性が増し、土地取得から開発・設計、販売までのワンストップサービスを提供する環境が整いました。そして、なんと第56期には、海外投資家への不動産売上が38億円を達成しました。これは、連結不動産事業売上高159億円の約24%を占める数字です。
オープニングパーティーの盛況
2月14日には、オープニングパーティーが開催され、現地の不動産業界関係者や投資家、仲介会社など約50名が集結しました。特別ゲストとして、台湾の名タレント利菁(リー・ジン)さんも出席し、テープカットや鏡開きのセレモニーを盛り上げました。
利菁さんは自身も投資家としても知られており、「明豊は東証上場企業としての歴史と信頼性を有し、ワンストップでサービスを提供しているため、台湾の投資家の安心材料になる」と語ったことが注目されました。
また、オープニングパーティーでは、明豊エンタープライズの内田千博代表取締役が挨拶し、現地の投資家に対して日本の不動産の魅力を直接お伝えできることに期待を寄せました。
今後の展望
明豊エンタープライズは、台湾市場でのさらなる販売力強化とともに、年間5棟の成約を目指す方針を示しています。将来的には、台湾の不動産会社との連携を通じて、国内でのプロジェクト展開も見据えています。
また、2025年4月からは多言語対応のオーナー専用アプリの導入を予定し、海外オーナーのサポート体制を一層充実させていく考えです。
明豊エンタープライズは、これからもアジア地域における事業拡大を進め、台湾市場を起点にさらなる成長を期待しています。