教育の新モデル
2025-03-19 11:47:47

河合塾グループとNTT東日本が教育の新たなモデルを確立

河合塾グループとNTT東日本、教育の未来を見据えた連携開始



2025年3月19日、河合塾グループとNTT東日本は、新しい教育モデルの確立に向けた連携協定を締結しました。この協定の目的は、次世代のグローバルリーダーを育成するため、リアルな体験と最新のデジタル技術を融合させた探究学習プログラムを共同で開発することです。この取り組みの一環として、地域における社会課題を教材とした探究ツアーシリーズが始まり、その第一弾として「医療編」を北海道で実施します。

医療編の内容と目的



「医療編」では、札幌を中心に地域医療の現場を視察します。NTT東日本が運営する総合病院や、地域の診療所、医学研究施設の訪問を通じて、参加する中高生は医療従事者の役割や地域医療が抱える課題、最先端の医療技術を学びます。特に地域医療の持続可能性は重要なテーマであり、医療資源の不均等が進行する中、参加者は現状を理解するとともに、自ら考え行動する力を養います。

背景と教育的意義



現在の社会では、単に知識を積み重ねるだけでなく、自ら課題を見つけ出し、解決へ向けて他者と協力する能力が求められています。OECDが推進する「Education 2030」やPISAで注目されるグローバル・コンピテンスにおいても、こうした資質が重要視されています。

しかし多くの教育機関はそれぞれの分野に特化しているため、生徒一人ひとりの多様なニーズに応えることが難しくなっています。特に最近の技術革新やデジタル技術の進化に対する教育現場の対応が求められています。このような時代背景の中、河合塾グループとNTT東日本が共に新たな教育モデルを模索することは意義深いものがあります。

探究ツアーシリーズの主要な構成



この探究ツアーシリーズは、事前・現地・事後学習の3つの段階を経て、実践的な学びを提供します。事前学習ではデジタル技術を利用し、医療業界への理解を深めます。現地学習では、地域住民との交流を通じて実際の課題を直視し、事後学習においては学びを整理し発表します。このプロセスを通じて、参加者は主体的に考え行動する力を育むことが期待されます。

今後の展開と教育プラットフォームの形成



河合塾グループとNTT東日本は、今後もこの共同プロジェクトを通じて、リアリティとデジタル技術を結びつけたハイブリッド型探究学習プログラムの開発を続けます。そして、継続的に教育プログラムを実施しつつ、探究学習の効果を測定・分析する仕組みを整え、個別の成長を支援していく方針です。

このような取り組みが、次世代のリーダーシップを担う子どもたちを育て、持続可能な地域の未来を切り拓く契機になることを期待しています。


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会社情報

会社名
学校法人 河合塾
住所
愛知県名古屋市千種区今池2-1-10
電話番号

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