日本の未来を見据えた災害支援者の集まり
災害に対する備えは、国民全体にとって永遠の課題です。そのために、毎年のように関係者が集まり、意見を交わす全国フォーラムが開かれています。今年、2025年11月11日(火)、東京・大手町プレイスホールで第8回「災害時の連携を考える全国フォーラム」が、2年ぶりに開催されることが決定しました。このフォーラムは、関係者が集い、未来に向けての具体的な行動計画を議論する重要な場となります。
フォーラムの意義
阪神・淡路大震災から30年、そして続く多くの災害の中で学んできた教訓を土台に、今後の災害対応をどう進めていくのかが焦点です。全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)による主催の本フォーラムでは、各団体の専門家や関係者が一堂に会し、災害時の連携の重要性を再確認します。この集まりは、国や地方自治体、NPO、企業、医療機関など、さまざまな立場の参加者が集まり、情報交換を行う貴重な機会です。
現在の課題と今後の方向性
日本は、災害に強い社会へシフトしつつありますが、その過程では数々の課題が浮き彫りになっています。特に、防災庁設置が進められている今、官民連携に基づく具体的な施策や地域との協調が急務です。フォーラムでは、こうした課題を有識者が議論し、今後の支援体制の在り方を考えるための意見が交わされます。
開催概要
- - 日程: 2025年11月11日(火)11:00~18:30(10:00~受付開始)
- - 会場: 大手町プレイスホール&カンファレンス
- - 対象: 被災者支援に関係する団体・機関など
- - 参加費: 12,000円(税込)
- - 主催: 全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)
- - 共催: 内閣府政策統括官(防災担当)など
オープニングセッションでは、内閣府の防災監や減災復興政策研究科の教授、医療関係者などが登壇し、防災庁設置後の被災者支援の展望について議論します。これにより、参加者が今後の役割を再認識し、連携強化に向けた道筋を確認することが期待されています。
参加方法
フォーラムへの参加は事前申し込み制です。詳細や申し込みについては、公式サイト(https://jvoad-forum.jp/)をご覧ください。
JVOADについて
特定非営利活動法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)は、2016年に設立され、災害時に必要な支援を必要な人に届けるために活動しています。全ての支援組織が連携し、調整や資金の効率的な活用を図ることで、被災地のニーズに応じた効果的な支援体制の構築を目指しています。
今後の災害に備え、より良い社会の実現に向けて、すべての関係者が力を合わせていくことが求められています。このフォーラムが、その第一歩となることを期待しています。