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AIファイナンスのH.I.F.、ベンチャーデット保証で成長を加速

AI与信審査技術の開発と提供、そしてFinTechサービスを提供するH.I.F.株式会社は、2024年6月度のベンチャーデット保証の取組実績を発表しました。同社は、従来の財務諸表だけでは融資を受けづらいベンチャー企業やスタートアップ企業に対し、AIを用いた定性評価に基づいた独自の審査システムで、融資の保証を行うことで資金調達を支援しています。

2024年6月度の申込件数は5件、一次審査通過件数は3件で、平均申込希望金額は1700万円でした。2023年3月からの累計では、申込件数は94件、一次審査通過件数は60件、一次審査通過率は63.8%、累計実行件数は34件、累計実施金額は8億3794万3429円となっています。

ベンチャーデット保証とは？

ベンチャーデット保証は、創業から日が浅いベンチャー企業や先行投資経営を行うスタートアップ企業に対して、H.I.F.が融資の保証を行うことで、従来の財務諸表ベースの審査では融資が難しい企業でも資金調達を可能にする取り組みです。H.I.F.独自のAI定性与信技術を活用することで、従来の融資審査を補完し、より多くの企業に資金が行き渡ることで、日本の社会全体の発展に貢献することを目指しています。

H.I.F.のAI定性与信審査技術とは？

H.I.F.は、これまで6.1万件の売掛保証・債権買取、請求代行を通して蓄積されたデータを活用し、従来の与信審査で評価される「財務状況」に加え、「定性的特徴」「コンプラリスク」「経済動向」を評価することで、従来の審査では測りづらかった企業の潜在的な価値を見出しています。更に、遅延を含む取引リスク発生実績を正解データとしてAIモデルに学習させることで、推論・算出されたスコアリングをアルファベット6段階で表示することで、大手から新興企業・個人まで幅広く評価することが可能となっています。

この技術により、H.I.F.は業界平均デフォルト率1.08%に対して、1/18の0.06%という圧倒的に低い水準を実現しています。また、債権保全観点で審査項目を精査することで、大手企業がベンチャー企業との取引を行う際の安全性・与信評価を向上させ、ベンチャー・中小企業が大手企業との取引において、売掛金保証を通じてディール成立の可能性を高めるなど、様々なシーンで活用されています。

H.I.F.株式会社について

H.I.F.株式会社は、株式会社エイチ・アイ・エス出身者で澤田経営道場2期生の東小薗光輝氏が創業した企業です。AI定性与信審査をベースにした与信審査サービス、信用保証業、家賃保証業、決済代行業、債権流動化事業、銀行代理業など幅広い事業を展開しています。2017年11月に設立され、法人版後払い（保証付）サービス「Fimple決済」や売掛金を保証する「Fimple保証」などを提供しています。2022年1月にリリースしたAI定性与信審査SaaS「二十一式人工知能付自動与信審査回路」は、経済産業省・中小企業庁より事業再構築補助金の対象として採択されました。

H.I.F.は、今後もAI技術を活用することで、より多くの企業が資金調達を行いやすく、事業を成長させることができる環境づくりを目指していきます。

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