認定NPO法人BAJが始めるミャンマー支援クラウドファンディング
認定NPO法人ブリッジ エーシア ジャパン(BAJ)は、ミャンマーでの支援活動を強化するため、クラウドファンディングキャンペーン「ミャンマー支援募金『あきらめない未来』」を立ち上げました。このプロジェクトは、地震や内戦という二重の苦境に投げ込まれたミャンマーの人々を助けるためのものです。目標金額は30万円となっており、2025年9月30日までの期限で募金を募集しています。プロジェクトの開始日は戦後80年の記念日である8月15日。この機会に、多くの人々にミャンマーの現状を知ってもらい、支援してもらうことを目的としています。
地震と内戦に苦しむ状況
ここ数年、ミャンマーは内部での政変や経済の悪化に苦しんでおり、2021年のクーデター以降、内戦の激化が続いています。失業やインフレーションにより多くの人々が貧困にあえいでおり、国内避難民も350万人を超えています。さらに、2023年3月には大地震が発生し、内戦から逃れた人々が集まる中央部や北西部が大きな被害を受けました。このような二重の災厄が、ミャンマーの人々にさらなる苦痛をもたらしています。
BAJの職員たちは、ラカイン州北部マウンドーでの事務所が攻撃を受け、職員全員が退避を余儀なくされました。彼らは安全な場所を求めて国内避難民となり、ようやく事務所に戻れたのは2024年の4月のことです。「私たちの活動が続く中、壊れた事務所の光景を目の当たりにした時、言葉を失いました」というBAJの声には、この状況を乗り越えなければという決意がこもっています。
支援活動の展開
地震の影響を受けた被災者の方々への支援は、BAJが迅速に対応を開始しました。支援活動には、食糧や水の配布、被災者への現金給付、学校備品の提供が含まれています。今後は、ストレスを抱えがちな親子に向けたアクティビティを継続し、被災した村の水供給施設の修繕を行う計画があるとのことです。
一方、内戦の状況は依然として厳しく、BAJ自身が紛争の影響を受けています。少数民族武装グループがエリアを支配し、国軍との対立は続いています。このような中でも、BAJは活動を続け、特に被災地の子どもたちへの支援を強化しています。内戦の影響を受けたこの地域で、子どもたちが少しでも前向きな未来を描けるような支援が求められています。
論理的な挑戦と情報発信
内戦の影響を受け、多くのNGOや国際機関は活動に制約を受けています。情報発信の際にも、政治的な分断によって活動が監視される状況が続いており、BAJはこのような環境の中で適切な情報を届ける努力を続けています。「私たちの活動は見られないところで行われている人々のためにある」とBAJは語ります。
このクラウドファンディングを通じて、ラカイン州での30年間の支援の歴史を振り返り、今後の活動について支援者と一緒に考える機会を作りたいと考えています。
特別な情報発信イベントの計画
今回は特別な情報発信を行い、以下のようなイベントを企画しています:
- - 地震被災地での支援活動の詳細報告
- - ラカイン州北部の現状と過去の活動を振り返る音声コンテンツの制作と配信
- - ミャンマーの現状を広く知ってもらうための広報活動
また、日本の戦争の記憶に関連した話も取り上げ、活動を通して学んだことを共有します。
寄付金の使い道
寄付金は、地震によって被災した村の水施設の改修に使用されます。具体的には、水中ポンプの交換に20万円、貯水タンクの補修に10万円を見込んでいます。もし目標の30万円以上の支援が集まった場合には、内戦によって破壊されたマウンドー事務所の補修費用にも充てられる予定です。
BAJは認定NPO法人であるため、寄付は税額控除の対象となっており、寄付者にはニュースレター(年4回発行)や年次報告書をお届けします。
プロジェクト情報
このクラウドファンディングプロジェクトは「ケイズハウスNPO助成プログラム」に認定されており、寄付決済時に手数料が発生しますが、全額をNPOに届けることができます。目標金額の達成団体には追加助成も予定されています。
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プロジェクト名: ミャンマー支援募金「あきらめない未来」
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目標金額: 30万円
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募集期間: 2025年9月30日23時59分まで
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プロジェクトページ: Congrant
お問い合わせ
このプロジェクトに関する方は、以下の連絡先にお問い合わせください。
※本リリースの内容は2025年9月26日時点の情報に基づいています。