戦争の記憶と向き合う新たな講座
大正大学(東京都豊島区)が、2025年1月16日(木)に「戦争の記憶との向き合い方東京大空襲のあとに生きること」という講座を開講します。この講座は、過去の戦争の記憶を現代社会にどう受け入れ、向き合っていくかについて、社会学の視点から考える内容です。
社会学の視点から探る
この講座は、特に東京大空襲に焦点を当てています。東京大空襲は、戦後の日本とその憧憬の中で非常に重要な出来事の一つです。戦後80年が経過しているにもかかわらず、多くの人々がこの記憶をどのようにとらえているのか、どういう歴史を刻んでいるのかを考える機会を提供します。本講座では、大学の人間科学科に所属する教員が講師を務め、歴史だけでなく時間や空間、文化など多面的な視点から戦争の記憶を捉えます。
分野を超えた学びの場
本学の附属図書館は、学生に対し、学外の方々への學びの機会を創出しています。「学びのコミュニティ」という独自の取り組みの一環として、講座を開催しています。過去には学生を中心に実施されていましたが、今回は大学周辺に住むすべての世代の方々にも参加できる機会を設けています。参加者は、戦争について深く考える貴重な時間を持つことができます。
講座の詳細
当日、講師の木村豊准教授は、これまで行ってきた東京大空襲に関するフィールドワークの記録や資料を交え、戦争の記憶について解説します。講座の時間は、17:15から18:15まで。会場は本学附属図書館(8号館)1階にて行われます。参加費は無料となっており、参加を希望される方は事前の申し込みが必要です。
講師紹介
木村豊准教授は、歴史社会学や文化社会学を専門とし、戦争の記憶に関する研究を長年にわたり行っています。多くの著作を発表しており、特に東京大空襲に関連する内容が注目されています。
終わりに
ぜひ、未来に向かって戦争の記憶と向き合うための理解を深めるために、この講座に参加してください。歴史についての知識を広げる良いチャンスです。あなたの参加を心よりお待ちしております。